CNNマネーの恐怖と強欲指数は全体的な市場センチメントの低下を示したが、水曜日に同指数は「中立」ゾーンに留まった。
アメリカの株式は水曜日にまちまちの結果となり、ナスダック総合指数はセッション中に1%上昇した。
Alphabet Inc(NASDAQ:GOOGL)(NASDAQ:GOOG)の株価は水曜日に9%以上上昇した。これは、米国裁判所が司法省の独占禁止法違反事件において長らく待たれていた処置を発表し、これが投資家が恐れていたよりも軽微なものであったためである。 Apple Inc. (NASDAQ:AAPL)は約4%上昇した。この判決により、Googleは引き続きiOSのデフォルト検索配置に対して料金を支払うことが可能となり、iPhoneメーカーにとって収益性の高い収入源が維持されることになったのだ。
Campbell’s Co(NASDAQ:CPB)は水曜日に第4四半期の予想を上回る収益を発表した後、株価が7%上昇した。Macy’s Inc. (NYSE:M)は、同社が第2四半期の決算を予想を上回る内容で報告し、2025年度のガイダンスを引き上げた後、20%以上上昇した。
米国の経済指標では、7月のアメリカの求人件数は176,000件減少し718万件となり、市場予想の740万件を下回った。アメリカ製品の新規受注件数は前月比で1.3%減少し6036億ドルとなり、前月の4.8%減を引き継いだ。
S&P 500の大半のセクターは水曜日にマイナスで取引を終え、工業、エネルギー、素材株が最大の損失を記録した。しかし、通信サービスと情報技術株は全体的な市場の傾向に逆らい、セッションを上昇で終えた。
ダウジョーンズ工業株平均は水曜日に約25ポイント下落し45,271.23で取引を終えた。S&P 500は0.51%上昇し6,448.26に、ナスダック総合指数は1.02%上昇し21,497.73になった。
投資家は本日、Science Applications International Corp (NASDAQ:SAIC)、Lululemon Athletica Inc (NASDAQ:LULU)およびBroadcom Inc (NASDAQ:AVGO)からの収益結果を待っている。
CNNビジネスの恐怖と強欲指数とは?
現在の指数の読み取り値は52.0であり、水曜日において前回の読み取り値52.2から変わらず「中立」ゾーンに留まった。
恐怖と強欲指数は、現在の市場のセンチメントを示す数値である。これは、恐怖感が高まるほど株価に下押し圧力がかかる一方、強欲感が高まると逆の効果があるという前提に基づいている。指数は7つの同等の重みを持つ指標に基づいて計算されている。指数の範囲は0~100で、0は最大の恐怖を、100は最大の強欲を示す。
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