マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツ氏は、自身の驚異的な業績を「絶え間ない好奇心」に帰すると述べました。
出来事:CNBCとのインタビューで、ゲイツ氏は自身の成功の物語で「充分な、熱烈な好奇心」が必要不可欠な要素であると明らかにしました。
幼少期から、ゲイツ氏はコンピューターサイエンス、歴史、気候変動など多様な分野の書物を読むことに数え切れないほどの時間を費やしてきました。彼が公開した回顧録「ソースコード (Source Code) 」は、彼の知識探求をさらに深く見ることができます。
ゲイツ氏は幼い頃、知識渇望を満たすため家族が所有するWorld Book Encyclopedia(世界百科事典)全集を読みこなすことに挑戦しました。
彼の人生を通じて、ゲイツ氏は自身の成功に不可欠だと信じる包括的な知識を追求してきました。彼の好奇心は、数学とコンピューターサイエンスといった彼の主要な興味を超えており、ハーバード大学在学中に刑事司法やイギリス史などの追加の科目に登録するきっかけとなりました。
ゲイツ氏はCNBC記者に対し、「私は色々なことを学ぼうとするのにたくさんのエネルギーを使った。私が獲得したほとんどの知識が活用され、それらの多様な科目を受講したことに興味を持っていたことを嬉しく思っています。だから、私はいつも、人々に多様な科目を学ぶことを勧めています」と語りました。
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2000年にマイクロソフトのCEOを辞任した後も、ゲイツ氏は様々な分野で知識獲得を続け、その後そのことが彼の慈善活動に影響を与えたと述べたと報じられています。
彼はスマートフォンやソーシャルメディアがなかった時代に育ったことを感謝している一方で、今日の世代に利用可能な情報が豊富であることも認識しています。
ゲイツ氏は続けて「今日はものすごく簡単に学べる。オンライン上にある情報は本当に素晴らしいものだ。私は以前は図書館に行って様々な本を探さなければならなかった」と述べました。
ゲイツ氏の根本的な好奇心は、質問をし、知的な会話を交わすことを彼に奨励した家族によって育まれました。彼はこのサポートを、彼の学習への生来の傾向の触媒として認めています。
なぜ重要なのか:ゲイツ氏の物語は、好奇心が成功の原動力であるという点で重要です。彼の多岐にわたる興味と持続的な学習は、彼の専門的な業績に貢献しただけでなく、彼の慈善活動の取り組みをも形作ってきました。
彼の旅は現在の世代にとって貴重な示唆を提供し、急速に変化する世界において幅広い知識と生涯学習の重要性を強調しています。
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