半導体大手のMicron Technology Inc.(NASDAQ:MU)はAIインフラの拡大に向けて良い位置にあり、CEOのサンジェイ・メーロトラによれば、現在の投資の流れはメモリ市場に大きな利益をもたらすとのことだ。
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AIに「兆単位」の投資
火曜日の同社の第4四半期の収益報告のカンファレンスコールで、メーロトラは「今後数年間でAIには数兆ドルの投資が行われると予想している」と述べ、そのうち「かなりの部分」がメモリに費やされると予想している。
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メーロトラは、米国の半導体業界におけるマイクロンの独自の立場を強調し、「米国に本拠を置く唯一のメモリメーカーとして、マイクロンは目の前にあるAIの機会から利益を得るために独自の地位を確立している」と述べた。
AIサーバー、スマートフォン、パソコンによりDRAMの需要が高まり、業界全体で供給の逼迫が続く中、メーロトラは今後の同社の見通しについて「メモリはこのAI革命の中心にある」と述べている。
強い勢いで2026年度に突入
火曜日に会社は第4四半期の決算を発表し、113億2,000万ドルの売上高を報告した。この数字は前年同期比46%増であり、また市場予想の112億2,000万ドルを上回っている。利益は1株当たり3.03ドルで、こちらもアナリスト予想の2.86ドルを上回った。
メーロトラは電話会議の中で、「2025年度にはデータセンター事業において過去最高を達成し、強い勢いを持って2026年度に突入することになる。これまでで最も競争力のあるポートフォリオを持ってね」と述べている。
この決算発表を受けて、株価は火曜日に1.09%上昇し166.41ドルで取引を終え、時間外取引ではさらに2.26%上昇した。BenzingaのEdge Stock Rankingsによると、マイクロン株はMomentumとQualityで高いスコアを獲得し、GrowthとValueでもまずまずのスコアを獲得している。
また短期、中期、長期のいずれの期間においても価格トレンドは好ましいものとなっている。株式、市場の類似企業、競合他社についての詳細な分析はこちらをクリック。

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