Matrix Asset Advisors(マトリックス・アセット・アドバイザーズ)が新しい価値重視型投資を模索する投資家の関心を引くかもしれないものを発表した。同社は2月24日、Matrix Advisors Value ETF(NYSE:MAVF)という名のアクティブ型運用投資信託を立ち上げた。
MAVFは、基本的には米大型株に投資する。同ファンドは、その銘柄が配当を支払っているかは問わず、同ETFの価値志向型の基準に合致する限り、どのような銘柄でも選ばない。投資家が留意すべき点は、MAVFの純経費率が0.75%(75ベーシスポイント)であること。
Matrix Asset Advisorsは、銘柄選定において「クラシック・バリュエーション・アナリシス」と呼ばれるものに従っている。この戦略は、価値投資の父と呼ばれる伝説の投資家ベンジャミン・グラハムによって着想を得たものである。この戦略は、利益成長率、自己資本利益率、配当成長率、帳簿価値などに基づいて企業を評価するものだ。
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MAVFは、価値を評価する際には長期視点を採用している。同ETFは、過去6年から10年間の歴史的水準に対する同企業の評価と、その後の2年間の予測を見比べている。
同ファンドは、株式を永遠に保有しつづけることはなく、銘柄が同ETFの基準から外れるか、またはさらなる良い投資機会が訪れた際に売却する。
市場の不確実性が続く中、一部の投資家は、受動的な投資戦略よりも積極的な運用を好む可能性がある。今の市場動向からすると、この点は明らかだ。なぜなら、アクティブ型ETFの市場シェアが増加しているからだ。EYが報告したところによると、アクティブ型ETFは現在、米国ETF資産の8%を占めており、米国ETF総流入額の2分の1近くを集めている。EYが報告したところ。
実際、銘柄選定や売却タイミングの積極的なアプローチは、市場のトレンドに乗ることができるだけでなく、市場の下落から保護する手段となり得る。MAVFの目標は、成長と収入のバランスの取れたミックスを提供することであり、これは今日の市場で価値を求める者にとって選択肢となり得るだろう。
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写真:シャッターストック