CNNマネーの恐怖と強欲指数は、市場全体のセンチメントがやや改善したことを示した。金曜日の時点で指数は「中立」ゾーンにとどまった。
米国株式市場は金曜日に上昇し、ダウジョーンズ工業株平均は同日の取引で約300ポイント上昇した。これは、同日に発表されたインフレデータを受けての動きである。
金曜日に発表されたインフレの数値は特に目新しいものはなかったが、FRBの利下げサイクルにおける注意の必要性を示した。8月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.7%上昇し、市場予想の2.6%を下回った。食料品とエネルギーを除いたコアPCEは、FRBが注視している指標であるが、予想通り前年比2.9%で横ばいとなった。
しかし先週は主要株価指数は下落しており、ナスダック総合指数は0.7%、S&P 500は0.3%それぞれ下落した。ダウも週の間に0.2%下落している。
インテル社(NASDAQ: INTC)は金曜日に4%以上急騰し、これまでの週の上昇率20%に加えて、先週はさらに22%上昇した。半導体製造会社は引き続き、投資家の熱意に再び火がついたエヌビディア社(NASDAQ: NVDA)の50億ドルの投資誓約の勢いを乗せている。
金曜日はほとんどのセクターの株が上昇した。とりわけ素材、公益事業、一般消費財のカテゴリーで大きな上昇が見られた。ただし、生活必需品セクターは全体の市場動向とは逆の動きを見せ、下落して取引を終えた。
ダウは金曜日に約300ポイント上昇し、46,247.29で取引を終えた。S&P 500指数は0.59%上昇し6,643.70となり、ナスダック総合指数は0.44%上昇して22,484.07で取引を終えた。
投資家は本日、カーニバル社(NYSE: CCL)、プログレス・ソフトウェア社(NASDAQ: PRGS)、ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループ(NYSE: JEF)のそれぞれの企業から決算結果の発表があることを心待ちにしている。
金曜日の時点での指数は52.8で、前回の51.9に比べ上昇したが、依然として「中立」ゾーンにとどまった。
CNNビジネスの恐怖と強欲指数とは?
恐怖と強欲指数は現在の市場センチメントの尺度である。株価にプレッシャーをかけるのは恐怖が大きい時であり、強欲が大きい時は逆の効果が出るという前提に基づいている。指数は7つの同等の重みを持つ指標に基づいて計算されている。指数の範囲は0から100で、0は最大の恐怖、100は最大の強欲を示す。
次を読む:
シャッターストック経由の写真