D-Wave Quantum Inc.(NYSE:QBTS)の株は、最近の変動にもかかわらず、量子AI分野で多くの注目を集めている。
同社はQubits 2025カンファレンスに備え、量子AIアプリケーションを進化させる役割について様々な視点を集めている。
QBTSの株は強気の動きを見せる
過去1年間でQBTSの株は驚異的な552%急伸し、さらに過去6ヶ月でなんと619%の驚異的な伸びを見せている。なお、今月から見た場合、株はまだ34.86%、先月から見た場合は38.69%下がっているが、現在のトレンドは強気のままだというテクニカル指標の分析結果が示している。
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QBTSの株は1株6.26ドルで取引され、5日、20日、50日の指数移動平均線(EMA)を上回っているため、引き続き買い圧が続いているとのシグナルだ。8日間の単純移動平均(SMA)は1株5.78ドル、20日と50日のSMAはそれぞれ1株5.89ドル、1株5.88ドルとなっており、強気のシグナルが補強されている。
ただし、MACD(移動平均収束拡散)は-0.11というマイナスの指標を示しており、近い将来には注意が必要であることを示唆している。一方、RSI(相対力指数)は51.51で中立を保っている。
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Qubits 2025:量子AIの未来
ダブリューウェーブ(D-Wave)の Qubits 2025 カンファレンスがアリゾナ州スコッツデールで開催され、量子AIが既に実際に価値を提供している方法について強調されることになる。テーマは「量子の実現」となっており、D-Waveがこれまでのように主要なプレイヤーになっている分野で、業界のリーダーが量子コンピューティングとAIの交差点について議論を行う。
ダブリューウェーブのCEOであるDr. Alan Baratz氏は、量子コンピューティングはもはや実験的な分野だけでなく、複雑な計算課題を積極的に解決する分野であると強調した。
同カンファレンスでは、量子最適化、ハードウェアの進歩、そしてハイブリッド量子AI統合に関する、D-Waveの技術ロードマップに関する最新情報が提供される予定だ。
量子AIはQBTSの株を押し上げることができるか?
AIの急速な進化とともに、企業は量子コンピューティングが次のフロンティアになる可能性があるため、計算能力を高める方法を模索している。
ダブリューウェーブがこの分野に進出することで、古典的なコンピューターに依存する競合他社よりも先を行っている。同社がAIにおける具体的な新技術のブレイクスルーを実証することができれば、QBTSの株は再び強気の動きを示すかもしれない。
投資家たちはQubits 2025の開催を注視し、ダブリューウェーブが量子AIの進展を商業化するための戦略についての見解を注視しているだろう。
量子AIに対する期待が高まる中、株価は急上昇する可能性があるため、テクニカル指標は引き続き強気の方向に動いている。
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