アルファベット（NASDAQ:GOOG）（NASDAQ:GOOGL）は素晴らしい第3四半期の業績を報告し、史上初めて四半期で1000億ドルの売上高を達成、同社の攻撃的なAIに対する「フルスタック」アプローチが、主要事業において大きな財務的利益に繋がっていることを示した。
AI関連の受注残が1,550億ドルに急増
特に好調だったのはGoogle Cloudで、AI主導の受注残が前期比46%増の1,550億ドルにまで上昇した。
この途方もない増加は堅調な企業需要を裏付けしており、CFOのアナト・アシュケナジは、クラウド事業は2025年の最初の9ヶ月間に過去2年間の合計を超える数の10億ドル規模の契約を締結したことを強調している。
アルファベットのCEOであるサンダー・ピチャイは、「クラウドはAIの収益を主な原動力に、加速成長の四半期をまたもや達成した」と述べ、AIの採用とクラウドの成功の間に直接的なつながりがあることを強調した。
Google検索がAIにより”拡張的”なブースト
Googleの基礎事業である検索も、AIのおかげで「拡張的な瞬間」を迎えている。AI OverviewsとAI Modeが積極的に検索数増加を促しており、AI Modeだけで現在世界で7,500万人以上のデイリーアクティブユーザーを抱えている。
ピチャイは「AIに対する我々のフルスタックアプローチは強い勢いをもたらしており、我々は非常に速いペースで出荷している。AI OverviewsとAI Modeの検索における世界的な展開もその一例である」と述べた。このユーザーエンゲージメントの成長は、商業的な検索でさえも、AIがGoogleの広告エコシステムを食い物にするのではなく、むしろ強化していることを示唆している。
この結果は、ベンチャーキャピタリストのチャマス・パリハピティヤが、ジェネレーティブAIレースは最終的に新興企業ではなく既存の大手テクノロジー企業によって勝利されるだろうとし、既存大手企業の「大量の流通」が決定的な要因になると述べたことを裏付けている。10月20日のXの投稿で彼は、Google Geminiについて「モデルやサービスが良くなるにつれ、大きな成長の可能性を秘めている」と述べた。
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YTショーツは従来型動画よりも1時間あたりの収益が多い
もう1つの重要なセグメントであるYouTubeは、広告収入が15％増加したと報告しており、これは重要なマイルストーンと言える。
YouTube Shortsは現在、1時間あたりの視聴収益で従来型のインストリーム動画よりも多くの収益を得ており、これは過去の短編コンテンツの収益化に関する懸念に応えるものとなっている。
アルファベット、投資指針を引き上げ
同社のAIインフラとサービスに対する高まる需要に対応するため、アルファベットは2025年の設備投資額を910億ドル～930億ドルに引き上げ、2026年には「大幅な増加」を見込んでいることを発表した。
NVIDIAのGPUやGoogle独自のTPUの規模を拡大するなど、この攻撃的な投資は同社のAIリーダーシップから得られる長期的なリターンに対する信頼を示している。ピチャイが締めくくったように、「AIにおける我々のリーダーシップは、今後の機会に対して非常に良い位置を占めている」。
2025年、GOOGは44％超のリターンを記録
木曜日、GOOG株は2.51％高の1株275.17ドルで取引を終え、時間外取引で6.73％上昇した。この株は年初来で44.35％、過去1年で56.22％上昇している。
ベンジンガのEdge Stock Rankingsによると、この株は短期、中期、長期にわたって強力な価格トレンドを維持しており、バリューレーティングは低い。追加のパフォーマンスの詳細はこちらで確認できる。
木曜日、S&P 500、ダウ平均、ナスダック100の先物は下落した。
一方、水曜日のS&P 500指数は0.0044％下落して6,890.59となったが、ナスダック100指数は0.41％上昇して26,119.85となった。一方、ダウ平均は0.16％下落し、47,632.00で取引を終えた。
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