Etsy, Inc. (NYSE:ETSY)の株価は水曜日に下落した。好調な収益が、物品総販売額(GMS)が弱かったことや、CEO交代が短期的な勢いをくもらせたためである。
Etsyは、第3四半期の1株当たりの利益を63セントと報告した。アナリストのコンセンサス予想の53セントを上回った。
四半期売上高は6億7,800万ドル(前年比6.1%増)で、ウォール街の予想6億5,530万ドルを上回った。
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Reverbの2024年第3四半期の売上2,320万ドルを含めた報告ベースでは、連結売上高は前年比2.4%増加した。
Etsyは2025年6月2日にReverbの売却を完了した。
EtsyのマーケットプレイスのGMSは順調に改善し、顧客中心の優先事項への支持の高まりを反映した。顧客が発見する場所に出現することから、AIを活用したマッチングの強化、最も価値のある顧客の維持と報酬、Etsyのユニークさを際立たせる人間同士のつながりの増幅に至るまで、様々な戦略が取られた。CEOのジョシュ・シルバーマンはそう述べた。
リーダーシップの移行
Kruti Patel Goyalは2026年1月1日にCEOとなり、Etsyの取締役会に参加する。
ジョシュ・シルバーマンは2025年12月31日に職を辞し、2026年にかけてエグゼクティブ・チェアになる。フレッド・ウィルソンはチェア職を離れるが、取締役会には残る。
四半期の指標
EtsyマーケットプレイスのGMSは24億3,200万ドルで、前年同期比2.4%減、為替調整ベースで3.2%減。
Etsyアプリで取引されたGMSは前年比で5%増加し、全GMSの約46%を占めた。
テイクレートは24.9%に達し、EtsyとDepopのサイト内広告のパフォーマンスが収益の成長を後押しした。
アクティブバイヤー数は前年比5%減の8,660万人、アクティブセラー数は10.9%減の550万人となった。4月に導入されたセラーの設定料の影響を反映している。
粗利益は1.4%増の4億8,300万ドルだった。
レビューされた四半期の調整後EBITDAは1億7,190万ドル(6.4%減)、調整後EBITDAマージンは約25.4%(230ベーシスポイント減)だった。
Etsyは、第3四半期の終わりに現金及び現金同等物と短期・長期投資で16億ドルを確保した。
株式買い戻しプログラムの下、2025年第3四半期にEtsyは普通株式210万株、約1億2,000万ドルを買い戻した。
見通し
Etsyは第4四半期のGMSを35億ドル~36億5,000万ドルを予測している。
また、調整後EBITDAマージンは約24%と予想している。
関税の影響
Etsyの経営陣は決算説明会で、関税と貿易ルートの圧力が業績に与えた影響は控えめであったと述べた。主に、8月下旬に最小限の免除が失効した後に輸入が一時的に減速したが、その後は安定した。
国内の貿易ルートが影響の相殺に貢献した。経営陣は今後の関税リスクに関しては引き続き慎重な姿勢を示しているが、豊富なマーケットプレイスの在庫と支障のあった商品の迅速な補充に支えられたEtsyの強靱さに注目した。
消費者の見通しは依然として不確実である。 経営陣は、ホリデーシーズンに向けて消費支出に関して通常よりも高い程度の不確実性があることを指摘した。
価格の動き:水曜日の最終時点で、ETSY株は8.85%安の68.16ドルで取引されていた。
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Sergei Elaginによる写真、Shutterstock経由

