消費者向けロボット製造大手アイロボット(NASDAQ:IRBT)の株価が、同社が2024年12月28日に終了した第4四半期の決算を予告したのを受けて下落している。
アナリスト予想は1億7184万ドルだったところ、アイロボットの発表によると、第4四半期の売上は約1億7100万ドル、GAAPベースでの事業損失は約5,900万ドル、非GAAPベースでの事業損失は約4,700万ドルを予想している。
アイロボットは以前、第4四半期の売上はGAAPベースで4300万ドルから2億ドル、非GAAPベースでの事業損失は3100万ドルから2億2000万ドルと予想していた。
「当社の予備の決算結果は、2025年に新製品を発売する前に販売を促進するためのシーズン中の需要が予想を上回るほど増加しているものです」とCEOのゲイリー・コーエン氏は述べている。
さらに、アイロボットは、超過部品在庫の処分とキャンセル不可能な購買契約からの損失に関連する、800万ドルの一時的な費用が発生した。
これらの要因が、同社の四半期の事業損失に寄与し、四半期の総利益に影響を与えた。
コーエン氏は、これらの課題にもかかわらず、会社は製品開発プロセスにおいて大きな変革を遂げており、これにより長期的な財務業績が改善することが期待されていると強調している。
また、同氏は、会社が将来の成功を後押しする成長分野への投資と同時に、事業を合理化する取り組みについても強調している。
アイロボットは、2024会計年度末時点で、内部予測を上回る1億3400万ドルの現金および同等物を保有する見通し。
アイロボットは、新たに改良された製品を年内につくり出すことにより、2025年には売上が前年同期比で増加することを期待している。
同社は、2025年の後半が製品ラインの拡大によって強い売上が生まれることを予測している。ただし、2025年の第1四半期は製品提供の変化が続いていることが予想されている。
アイロボットは、2025年が進行するにつれて、製品コストが削減され開発サイクルも短縮されることを期待しており、同社は利益と収益性が改善すると見込んでいる。
株価の反応:月曜日の最終チェック時点で、IBRTの株価は19.5%安の8.41ドルで推移。
次の一手:
写真提供:Shutterstock