次期大統領であるドナルド・トランプ氏がBRICS諸国に対し準備通貨を脅迫したことについて、経済学者のジェレミー・シーゲル氏は「暗号資産が新興国経済によって創出されたものよりも、世界準備通貨にドルを取って代わるという脅威の方が大きい」と述べている。
出来事BRICSは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、イラン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦の9か国を含む政府間組織である。
シーゲル氏はWisdomTreeのシニアエコノミストであり、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールのファイナンス名誉教授だ。
彼は「BRICSが新しい準備通貨を実施することを望んでいる100%関税を脅迫される一方で、トランプ氏がビットコインの価格が10万ドルを超えると述べ、ビットコインの上昇を持ち上げているのは彼の暗号通貨賛成論の世界観にある」と述べた。
「ビットコインは、多くの人々から、BRICSが達成しようとしているものに似た代替グローバル通貨として見られています」とシーゲル氏は付け加えた。
トランプ氏は12月1日の投稿で、ビットコインは「100%の関税を課し、素晴らしい米国経済への売り込みをさようならと言わなければならない」とBRICS各国に脅迫した。
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騒動の中心 ビットコイン(仮想通貨:BTC)は、次期大統領選挙でトランプ氏が勝利して以来、上昇の一途を辿っている。 本記事執筆時、ビットコインの価格は1コイン96,889.07ドルとなっている。
ビットコインと暗号資産に投資する動きが増えつつあり、マイケル・セイラー氏のMicroStrategy Inc(NASDAQ:MSTR)やMARA Holdings(NASDAQ:MARA)などの多くの企業がビットコインの保有を進めている。
Citadel Securitiesの創設者であるケン・グリフィン氏は、ニューヨーク・タイムズのディールブック会議で、暗号通貨の急上昇に遅れを取ることに対する「恐れ」について語った。
「もちろん、私は数年前に取引した価格の100倍になる何かを買ったことを願っているよ」とグリフィン氏は語った。「私たち全員がFOMO(恐れを感じる気持ち)を抱いている。それは普遍的な心理の一部なんだ」と彼は付け加えた。
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