アリババ (NYSE:BABA) の会長であるジョセフ・ツァイ氏は、世界中の皆が大国同士の関税闘争に関心を持っていると認めました。
出来事: ツァイ氏は、シンガポールでCNBCのイベントConverge Liveで話している際、トランプ政権による関税課徴に関する質問に答え、「全員が関税に関心を持っている」 と述べました。
ツァイ氏は、中国の多国籍テクノロジー企業が毎年自社プラットフォームで中国の消費者に対して500億ドル相当のアメリカ製品を販売していることを強調しました。一方、年間には300億ドル相当のヨーロッパ製品も販売されているとのことです。
「私はトランプ政権は、中国でビジネスをし、そこで利益を上げるアメリカ企業がもっと欲しいと思う」とツァイ氏は述べ、結局のところ、これらの保護主義政策の今後の方針を決定するためには、世界の指導者たちが会って話し合う必要があると付け加えました。
さらに、ツァイ氏は、トランプ大統領が中国の電気自動車に特定の関税を課す可能性があると提案し、それがアメリカの自動車産業を潜在的な競争から守るための一手となる可能性があると付け加えました。
なぜ重要か: 火曜日の午後、トランプ大統領は、鉄鋼とアルミニウムの関税を予告なく50%に倍増すると発表した数時間後に、その増税の決定を撤回しました。 金融市場を揺さぶる突然の政策転換は、カナダが電力に対して25%の追加徴収の計画を取り下げたという出来事に続いて起きました。
さらに、トランプ大統領が鉄鋼およびアルミニウム製品の輸入に対する関税が発効する中、欧州連合は水曜日、4月から26億ユーロ(約28.33十億ドル)の米国製品への復讐として関税を課すことを発表しました。
株価動向: 水曜日のプレマーケットでは、SPDR S&P 500 ETF トラスト(NYSE:SPY) とインベスコ QQQ トラスト ETF(NASDAQ:QQQ)の株が上昇しました。S&P 500インデックスとナスダック100インデックスを追跡するこれらの株は、ともに上昇しており、SPYは0.73%上昇の560.00ドル、QQQも0.83%上昇の475.51ドルとなっています(Benzinga Proのデータによる)。
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