金曜日の急落に続いて、投資家らが関税の最新情報や企業の決算報告を消化しながら、米国株先物は上昇した。4つの主要指数はすべて、上昇して取引を終えた。
今週は、金曜日に発表されたインフレデータについて投資家らが注目することが予想されている。
今週の企業決算カレンダーには、さまざまな分野の企業が含まれている。消費者志向の大手企業であるマクドナルド(MCD)やコカ・コーラ(KO)、Shopify(SHOP)などが、医薬品メーカーのモデルナ(NASDAQ:MRNA)、ヴァーテックス製薬(NASDAQ:VRTX)などとともに最新の財務諸表を発表する予定だ。
テクノロジー世界では、投資家らはCisco Systems(NASDAQ:CSCO)、アプライド・マテリアルズ(NASDAQ:AMAT)、Robinhood Markets(HOOD)やコインベース・グローバル(NASDAQ:COIN)などのプラットフォームの最新情報を見守ることになる。
10年債利回りは4.49%、2年債利回りは4.28%となっている。CMEグループのFedWatchツールによると、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の会合で、利上げを据え置く確率は91.5%を記録した。
先物 | 変化率(+/−) |
Nasdaq 100 | 0.61% |
S&P 500 | 0.38% |
ダウ平均 | 0.27% |
ラッセル2000 | 0.32% |
月曜日の米国株のプレマーケット取引は、共に前日比で上昇している。先物は、0.47%上昇して603.57ドル、先物QQQは0.68%上昇して526.46ドルで取引を終えた。Benzinga Proによると。
前場の材料
米国株全セクターが金曜日に下落した。通信サービス、消費者向けディスクレーショナリー、素材が下落を主導した。トランプ大統領は、今週から「相互関税」が発効すると発表し、貿易摩擦がさらに激化した。
投資家のセンチメントは、混合された1月の雇用統計、高まるインフレ期待、関税に対する懸念が影響を与えた。ミシガン大学の消費者信頼感調査によると、1年間のインフレ期待は急上昇し、その1年間の見通しの金額は4.3%に達し、2023年11月以来の最高となった。
アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)は第4四半期の決算が予想を上回る結果を発表したが、第1四半期の売上ガイダンスは市場の期待を下回り、純売上高は1510億ドルから約1,555億5000万ドルとなった。市場の予想は約1,585億5000万ドルだった。
指数 | パフォーマンス(+/−) | 終値 |
ナスダック総合 | -1.36% | 19,523.40 |
S&P500 | -0.95% | 6,025.99 |
ダウ平均 | -0.99% | 44,303.40 |
ラッセル2000 | -1.19% | 2,279.71 |
アナリストの見解
金曜日の急落に続いて、カーソン・リサーチのチーフマーケットストラテジスト、ライアン・デトリック氏は、2025年のこれまでのところストックの動向が月曜日と金曜日が弱かったと指摘した。