ウォール街は、米国時間水曜午前の取引で僅かに上昇し、トレーダーたちが待ちわびた2 p.m. ETに予定された米連邦準備制度理事会(FRB)の会合を前に、気が気でない状態が続いている。FRB会合の後には、FRB議長ジェローム・パウエル氏による記者会見が2:30 p.m. ETに開始される予定だ。
FRBは、利上げを25ベーシスポイントの水準で、4.25%〜4.50%のターゲットレンジに引き下げることが広く予想されている。しかし、市場の反応は、最新の経済予測と、パウエル議長が今後の政策方針についてのコメントに依存する可能性が高い。
半導体セクターは大きく反発し、iShares半導体ETF(NASDAQ:SOXX)が前日1.6%下落後0.9%上昇した。 Nvidia Corp。(NASDAQ:NVDA) は3.6%急騰し、1か月で最大の一日の上昇率を記録し、4日連続の下落トレンドをストップした。この急騰は、Nvidiaが新しいAIアプリケーション用のJetsonコンピューターを249ドルで発表したことに伴うもので、この価格は499ドルで販売されていた先代よりも大幅に安い。
外国為替市場では、米ドルが0.2%上昇し、DXY指数が107を超え、3週間ぶりの最高値を記録した。米国10年債利回りは4.40%で横ばいで、トレーダーたちはFRBの決定を待っている。
商品市場は、金が0.4%下落する一方で、WTI原油は1.2%上昇し、米国の原油在庫の予想を上回る引き出しがサポートとなった。
仮想通貨市場は、最近の強い上昇に伴い一息つき、Bitcoin(CRYPTO:BTC)は1.8%下落し、105,000ドルを割り込んで取引された。
主要米国株指数、ETFの水曜日の動向
株指数 | 価格 | 1日の変動率 |
ダウ・ジョーンズ | 43,597.75 | 0.3% |
S&P500 | 6,063.18 | 0.2% |
ラッセル2000 | 2,337.19 | 0.1% |
ナスダック100 | 22,010.91 | 0.0% |
- SPDR S&P500 ETF トラスト(NYSE:SPY)は0.2%上昇し、1株605.62ドルになった。
- ダウ工業株30種平均を投資対象とする銘柄、SPDR ダウ・ジョーンズ工業株ETF(ダウ)(NYSE:DIA)は0.4%上昇し、1株437.08ドルになった。
- テクノロジー株重視のInvesco QQQ トラスト シリーズ1(NASDAQ:QQQ)は1株535.84ドルで横ばいだった。
- iShares Russell 2000 ETF(NYSE:IWM)は0.2%上昇し、1株231.42ドルになった。
- Technology Select Sector SPDR Fund(1株85.31ドル)が0.4%上昇する一方で、Real Estate Select Sector SPDR Fund(NYSE:XLRE)は0.4%下落した。
水曜日の株式相場の特徴
- 「アナリストたちは、1株あたりの調整後利益が1.76ドル、四半期間の売上高が87億ドルであると見込んでいる(NASDAQ:MU)は、決算発表前に2.4%上昇した。
- 決算報告によって株価が反応した銘柄には、下がった銘柄としてGeneral Mills Inc. (ジェネラルミルズ)(NYSE:GIS)が3%下落、上がった銘柄としてJabil Inc.(ジャブル)(NYSE:JBL)が9.6%上昇、また下がった銘柄として HEICO Corp(ヘイコー)(NYSE:HEI)が8.7%下落した。
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