米国の小売売上高は11月において予想を上回り、消費者が支出に対して引き続き強気であることを示唆したものとなった。ホリデーシーズンが始まったことを受けて、
小売・飲食サービスの11月の売上総額は、季節調整済みの速報値見積もりによれば7246億ドルで、10月から0.7%増加した。
市場予想を上回る月次成長で、TradingEconomicsのコンセンサス予想によれば、0.5%上昇の予想で、市場の期待値を上回る数字となった。
自動車販売は急増
この11月の売上は、前年同月比で3.8%増と大きく伸び、2023年12月以来の高い伸びとなった。10月の上方修正済みの2.9%から急速な伸びを見せた。
自動車および部品を除く小売売上高は、前月比0.2%増の数字となり、10月と同水準を維持したものの市場の予想値の0.4%を下回る結果となった。ガソリン、自動車、部品を除いた売上は、11月にも0.2%増加し、10月にも匹敵する数字を記録したが、予想値の0.4%を下回った。
支出カテゴリの中では、自動車および部品が最も大きな月次増益を記録し、月間で2.6%、年間で6.5%増となった。
その他の増加は、無店舗小売業(月次+1.8%)とスポーツ用品、趣味、楽器、書籍店(月次+0.9%)において見られた。
一方で、その他のカテゴリの中で最も急激な下期を記録したのは、その他の小売業(月次-3.5%)で、続いて飲食サービスおよび飲食店(月次-0.4%)が続いた。
市場の反応
このデータを受けて、米国ダラー指数(DXY)は0.2%上昇した。
10年物国債の利回りは2ベーシスポイント上昇し、4.42%となった。
火曜日のプレマーケット取引で、主要な米国株の先物は下落した。S&P 500先物は0.4%下落し、テクノロジー株重視のナスダック100先物は0.5%下落した。
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