Apogee Therapeutics, Inc.(アポジー・セラピューティクス)(NASDAQ:APGE)は、月曜日に、軽度から中等度の気管支喘息を患う患者を対象としたAPG808の第1b相試験の中間データを発表しました。
この第1b相二重盲検、プラセボ対照、多剤投与試験では、22名の軽度から中等度の気管支喘息を患う成人患者に対してAPG808の安全性と耐容性が評価されました。
この試験では、Fractional Exhaled Nitric Oxide(FeNO)、TARCおよびpSTAT6の濃度も評価されました。
参加者は3:1の割合で無作為二重盲検を行い、1日目と29日目にそれぞれ600mgのAPG808またはプラセボを投与されました。
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この研究によれば、12週間のフォローアップ期間中、APG808の多剤投与スケジュールは気管支喘息患者にとって良好な耐容性を示しました。最も一般的な治療関連有害事象(TEAEs)は、頭痛、注射部位の紅斑、上気道感染症でした。
同社によると、TEAEsのグレード3以上、または重度の有害事象は報告されていません。また、いずれの有害事象も試験の中止には至りませんでした。
さらに、APG808の多剤投与は、気管支喘息の悪化と関連するタイプ2炎症のバイオマーカーであるFeNOの迅速な鎮圧をもたらしました。12週後、元線量状態からのFeNOの最大の減少率は53%で、持続的なFeNOの減少率は50%でした。
APG808は、pSTAT6の持続的かつほぼ完全な低減と、TARCの大幅な低減も示しました。これら2つのバイオマーカーは、ともにタイプ2炎症を示すものです。
APG808の最適化された製剤、潜在的な業界トップクラスの薬物動態プロファイル、および12週間間続くFeNOの鎮圧は、2か月以上の間にわたる維持用量についての期待をもたらしています。
Apogee Therapeuticsの現金、現金同等物および有価証券は、2025年3月31日時点で6億8140万ドルでした。
現在の運営計画に基づいて、同社はこの資産を使用して、2028年の2028年第1四半期までの運営費を賄うことが可能であると予想しています。
株価動向:月曜日の最後のチェックでAPGE株は7.80%高の40.20ドルになっています。
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