GameStop Corp(NYSE:GME)は、ウォール街のテクニカルな「危険なゾーン」に公式に迷い込んだ。50日移動平均が200日移動平均を下回る恐れられる「デスクロス」が形成されたことで、先行きは熊市の可能性が示されている。

しかし、GameStopにはまだ終わらない。
CEOのRyan Cohen氏は、暗いチャートのパターンにもかかわらず、動じていないように思われる。先週、彼は自身の保有割合を8.4%に押し上げるために50万株を追加で買い増ししたばかりだ。
株式への信頼の投票により、GME株は23.49ドルで11%上昇し、広範な市場の下落にもかかわらず、暴騰の兆しを見せた。
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熊市の兆し立ち並ぶ中で、唯一無二のポイント
技術的には、GME株は困難な状況にある。5、20、50、200日の指数移動平均線および単純移動平均線の下で取引されている。MACD(移動平均収束拡散)指標はマイナス圏にあり、RSI(相対力指数)は中立の51.58で、明確な勢いはなく、ただ漂っているだけだ。
アナリストはこのセットアップを「強力に熊側優勢」と呼ぶが、逆に買い注文が入る展開になっている。短期的な反発を燃料とするのに十分なだけのはずだ。
仮想通貨、債券、大胆な動き
Cohen氏によるこの株の買い増しは、GameStopがビットコイン(仮想通貨:Bitcoin CRYPTO: BTC)を企業の投資戦略に追加するというニュースに続くものだが、GameStopはこの事業を資金調達するために13億ドルの額面割引債券を発行する計画である。
最初、投資家たちはこの暗号通貨の方針転換を歓迎したが、その後、債券の提供に懐疑的な態度を取り、株は金曜日までに25%下落した。
GMEがデスクロスを形成する中、熊たちは自分たちが正しかったと感じるかもしれない。しかし、Cohen氏がさらに投げ金を増やし、ミーム株の動きが起こる中で、トレーダーたちはこれまで以上に、これで決着をつけるかどうかを考え直す必要があるかもしれない。
GameStopは、混沌を機会に変える癖があるが、今はそれが再び実現できるかどうかが注目されている。
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写真:Shutterstock