ベストバイはQ3決算で、約1.26ドルの1株利益を1.29ドルを示すコンセンサスを下回る結果を報告した。
企業の比較売上高は2.9%減少した。四半期の売上は945億ドルで、1年前の976億ドルから減少し、963億ドルのコンセンサスを下回った。
国内売上は870億ドルで、前年比3.3%減少した。こちらは2.8%減の比較売上高が主因。
商品の売れ行きを見ると、比較売上高の減少に一番影響したのは、家電・ホームシアター・ゲームの3分野だった。一方でコンピューティング、タブレット、サービスの成長により、これらのカテゴリーでの売上比較は部分的にカバーされている。
国内のオンライン売上が273億ドルで、比較基準で1.0%減少し、総国内売上の内、オンライン売上は去年の30.6%から31.4%に増加した。
ベストバイCEOのコリー・バリー氏は「第3四半期において、我々のチームはソフトウェアの期待値をわずかに下回る形で決算を公表した」とコメントしている。
バリー氏は「四半期後半において、マクロ経済の不確定性、お得な取引を待っている顧客層、売上イベントを待っている顧客層、そして選挙直前における混乱(特に非見本品カテゴリーにおいて)によって、予想を下回る売上が発生してしまった。第4四半期の最初の数週で、ホリデーシーズンの販売が始まり、選挙も終わったことで、再び顧客の需要が増加していることがわかっている」と続けた。
国際売上は7.48億ドルで、比較基準で1.6%減少し、債務の利払いを含めた総売上は37.9億ドル(2.8万億円)に達した。これは3.7%の比較売上高減少と外国為替のマイナス要因によるもので、一部を補う形でカナダで開設されたベストバイエクスプレス店の売上収入があった。
見通し:ベストバイは、コンセンサスの415.9億ドルに対して、債務の利払いを含めた総売上の見通しを413.0億ドル〜419.0億ドルから、411.0億ドル〜415.0億ドルに削減した。
ベストバイは、調整後の1株当たり利益の予想も610ドル〜635ドルから610ドル〜625ドルに修正し、コンセンサスの625ドルに対して見通しを下方修正した。
比較売上高は、先行見通しで3.0%から1.5%の減少が見込まれていたが、新たな見通しでは3.5%から2.5%の減少が予測される。
ベストバイは第4四半期の比較売上高を、前年同期比フラットから3%減少と予測し、総ロック価値の調整後の営業利益率は4.6%〜4.8%になると予想している。
株価の動き: BBY株は、この時点で86.30ドルでプレマーケット取引を7.23%下げている。
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