米上院は、ドナルド・トランプ大統領が厚生人事省長官に指名したのが、ロバート・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr.)であることを証明する投票を行った。
出来事の詳細: 上院はケネディの厚生長官としての指名を確認するため、共和党からは唯一、ミッチ・マコネル上院院内総務が反対した48対52で投票した。すべての民主党員が反対した。
ケネディは食品医薬品局(FDA)、疾病予防管理センター(CDC)、医療福祉省の監督を行う。
ケネディは、国の医療システムのトップに立つことになり、医療費が急騰しており鳥インフルエンザが野鳥や養鶏場を通じて急速に拡大しており、ウイルスが人間と人間の間で伝染する進化を遂げれば、パンデミックのリスクがある状況である。
続きを読む:1月における記録的な高騰を見せた卵価格
注目すべきは:ケネディは先月、上院で行われた聴聞会の際、保険会社による貪欲な行動について「金融機関が求めていることはすべて実施するだろう。歯止めが効かなくなる前に、自分たちで対処するだろう」と発言。
Medicaidとメディケアに関連するいくつかの保険会社には、ユナイテッドヘルス・グループ(UnitedHealth Group Inc.)(NYSE:UNH)があり、同社は全米最大のメディケア健康保険団体の保険会社で、Elevance Health, Inc.(NYSE:ELV)もまた、最大級のメディケイドのマネージドケア組織の1つである。
ケネディは、数十年にわたってワクチンに対して懐疑的な立場を取っており、ケネディが厚生長官としての新たな影響下での政策変更の可能性があるため、医薬品関連銘柄に影響を与えることとなる。ワクチンを生産する最大手の製薬会社には、モデルナ(Moderna, Inc.)(NASDAQ:MRNA)、メルク(Merck&Company, Inc.)(NYSE:MRK)、ファイザー(Pfizer, Inc.)(NYSE:PFE)がある。
ケネディは、2024年の大統領選挙に際して、特に鳥インフルエンザワクチンの安全性と有効性について疑問を投げかける投稿をしている。
「これらのワクチンが機能するという証拠はなく、それどころか危険であるように見えます」とケネディは記している。
また、ケネディは、政府の研究所で致死的な鳥インフルエンザワクチンが開発されているという陰謀論も示唆している。
「私たちの公共衛生機関が制御を失っていることは分かっています。我々は、この状況を打開し、今すぐに利益をもたらす感染症ワクチン実験を中止しなければなりません」と彼は記している。
次の記事:
画像:Shutterstock。