Genuine Parts Co(NYSE:GPC)の株は、同社が、売上の伸びはあったものの、調整済み1株当たり利益(EPS)の数字が予想を下回り、かつ、先行きの見通しも暗いと見せた第3四半期決算を発表したことを受けて急落しました。第3四半期の売上高は59.7億ドルで、外部アナリストの予想額 59.4億ドルを僅差で上回っています。(詳細はこちら)
同社は、売上の伸びの要因は、買収による利益の増加(3.2%)に部分的により、比較基準となる売上の減少(0.8%)により打ち消しが効いているとしています。
自動車部品グループの売上は前年同期比4.8%増となりました。このセグメントの利益率は200ベースポイント下がり、6.9%となりました。
一方で、産業用部品グループの売上は、1.2%減少した。このセグメントの利益率は100ベースポイント下がり、11.9%となりました。
総利益は前年同期比4.2%増の22億ドルとなりました。売上、一般管理費およびその他の経費は17億ドル、前年同期比11.0%増となりました。
9月30日時点で、現金および同等物は約10億8000万ドルになります。この9か月間にわたる営業活動から生み出された純現金は、11億ドルに上ります。
最高経営責任者(CEO)のWill Stengel氏は、「われわれの業績は、まず第に、引き続く欧州での市場環境の低迷と、産業用部門での弱さによって大きく下がった」と述べています。 見通し: Genuine Partsは、2024会計年度の売上高の伸び率を1%から2%、すなわち233.2億ドルから235.5億ドルと予想しています(これまでの予想は1%から3%、すなわち234.8億ドルから237.8億ドル)。 売上の伸びを予想
同社は、2024年度の調整済みEPSの見通しを1株当たり8.00~8.20ドルに引き下げています(これまでは1株当たり9.30~9.50ドル)。 外部アナリストの予想は1株当たり9.36ドルです。
同社はまた、2024年度のフリーキャッシュフローの見通しは8億~10億ドル、運用キャッシュフローの見通しは13億~15億ドルであるとしています。
株価の変動: 火曜日の最新情報をもとに、GPC株の取引時点での株価は116.69ドル(18.50%の下落)となっています。