アルツァメンド・ニューロ(Alzamend Neuro Inc)(NASDAQ:ALZN)は、アルツハイマー病のトランスジェニックマウスにおけるAL001と炭酸リチウムの脳および血漿の曝露量を比較する非臨床試験の最終フルデータセットの解析を完了したと発表した。
この研究は、アルツハイマー病の研究において認められているモデルである5XFADマウスにAL001を投与し、FDA(米国食品医薬品局)が承認し市販されている活性製剤である炭酸リチウムとの効果を比較するものである。
ネズミに14日間にわたり、人間にスケール化された高用量または低用量のAL001および炭酸リチウムを投与し、薬物動態学的な安定状態の薬物条件を観察するためのものだった。
主な発見:
- 治療のいずれも、投薬期間中にマウスの体重や臨床的兆候に悪影響を与えることはなかった。
- AL001は、炭酸リチウムよりも低い血漿リチウム濃度を示し、リチウムの有害な全身的な影響のリスクを減少させ、リチウムの治療的指数の安全性を示唆している。
- AL001は、リチウム炭酸塩よりも脳組織中のリチウム濃度が高く、特に低用量でその差が顕著となった。
- 研究は、脳の異なる部位でリチウムが異なる吸収と保持を示すことがわかった。これにより、治療薬は潜在的に特定の脳領域をターゲットにするようにカスタマイズすることが可能になる。
同社は、この結果が、低用量でアルツハイマー病、双極性障害、大うつ病、外傷後ストレス障害などの状態に対するAL001の臨床的利点を浮き彫りにしていると述べている。
AL001は、全身的な負担を減らすことで、既存のリチウム療法によく関連する副作用である甲状腺および腎の合併症のリスクを軽減することができ、ルーチンの血液リチウムモニタリングを必要としないより安全な長期治療の選択肢としてのAL001の地位を確立するとしている。
アルツァメンド・ニューロによって、アルツハイマー病に関連する認知症のためのAL001の多段式昇量投与臨床試験の最終フルデータセットは、10月に受領した。予備結果は2023年6月に発表された。
株価動向:先週の最終取引時点では、プレマーケット取引でアルツハイマー病の候補治療薬であるAL001と炭酸リチウムの比較的最終的なフルデータセットの解析を完了したと発表したアルツァメンド・ニューロ(NASDAQ:ALZN)の株は、1.44ドルで6.67%上昇している。
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