米国金融大手U.S.バンコープ(NYSE:USB)の株は、木曜のプレマーケット取引で安い水準で推移している。
同社は1株あたり1.07ドル(予想1.05ドル)の第4四半期決算を発表し、ウォールストリート予想を上回った。4.146億ドル(約5680億円)の四半期純利息所得は0.9%増、一方、2.833億ドル(約3080億円)の非利息所得は8.1%増となった。
6.98十億ドルの四半期売上高は、アナリスト予想の699.6十億ドルを若干下回った。
同社の実質株主資本利益率は18.3%、平均資産利益率は1.03%、調整済みの特記事項を考慮した効率比率は59.9%。
見直された特記事項を考慮した四半期の営業収支レバレッジは190ポイント。
「2025年に入ると、当社は実質株主資本利益率で業界をリードする利益を提供する展望があり、また将来の成長に対する当社の自信と、意義のあるプラスの営業収支を提供する能力にも自信を持っています」と、U.S.バンコープの会長兼最高経営責任者(CEO)であるAndy Cecere氏は述べている。
今回の四半期の純利息所得は4.146十億ドル、増益率は0.9%。一方、非利息所得は2.833十億ドル、増益率は8.1%となっている。
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今年度の純利益増加は、前年度の四半期での特記事項の増加と、信用損失の備え金の増加によるものだ。
四半期の純利息マージンは、2024年第4四半期の2.71%から2023年第4四半期の2.78%に減少した。
同社の2024年第4四半期の信用損失備え金は5.6億ドルで、2024年第3四半期の5.57億ドル、2023年第4四半期の51.2億ドルから増加した。
3四半期からの増加額は300万ドル(0.5%)、そして2023年第4四半期からの増加額は4800万ドル(9.4%)である。年間同四半期からの増加は、主にクレジットカードと商用不動産ローンの損失が増加したためだ。
展望:第1四半期については、純利息所得に関しては四半期純利息所得とほぼ同水準の安定を示す見込み。同社はさらに、+200ベーシスポイントのプラスの営業収支も予想している。
同社は2025年度の売上高について、前年比で3%から5%増加すると予想している。
同社は、借り手に影響を与える可能性がある金利、インフレ率、およびその他の要因などの経済的な不確実性を引き続き監視しているという。
株価動向 USBの株は、木曜の最終チェック時点で前場取引で2.46%安の49.65ドルで推移している。
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