Uber Technologies, Inc.(NYSE:UBER)の株価は、同社がサウジアラビアのリヤドで自律型ロボタクシーサービスを開始したことを受け、金曜のプレマーケットでわずかに上昇した。
WeRide Inc.(NASDAQ:WRD)との提携により開始されたこの取り組みは、王国内で初めてUberのプラットフォームで自律型車両が利用可能となることを意味する。WeRideの株価はこのニュースを受けて上昇している。
この新サービスは、ロシュン・フロントとノーラ王女大学間の指定ルートで運行を開始し、運輸総局(TGA)が監督する。
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このプログラムは、スマートで持続可能な交通イノベーションを強調しているサウジアラビアの「ビジョン2030」イニシアチブを支援している。
サウジの街に初の自律型ロボタクシー
この発表により、リヤドのUber利用者は特定のルートでWeRideのロボタクシーGXRを体験できるようになった。
当初は各車両に安全性と信頼性を確保するために車載オペレーターが配置され、今後の段階で完全自律型に移行していく予定である。
“サウジアラビアの利用者に自律型車両を提供できることをうれしく思っている”とUberのグローバル自律型モビリティ・配送責任者のサーフラズ・マレディアは述べた。
“運輸総局およびWeRideとの提携によるこのマイルストーンは、自律型車両の普及を進めると同時に全ての人にとってより安全で持続可能な交通手段を構築する中で、中東地域における我々の進歩の重要な次のステップとなった”
WeRideとUber、世界的な自律型車両(AV)連携を拡大
WeRideのCFO兼国際事業責任者のジェニファー・リーは、Uberとの協業はよりスマートな都市づくりに向けた大きな一歩であると述べた。
“リヤドで自律型モビリティを導入するためにUberと提携できたことを誇りに思う。この提携はWeRideにとって世界的なマイルストーンであると同時に、スマートで持続可能な交通手段を目指すサウジアラビアにとってもマイルストーンとなった”と彼女は述べた。
この展開は、WeRideがサウジアラビアの運輸総局の自律型車両テスト用規制サンドボックスを初めて完了したAVテクノロジー企業となるなど、これまでに達成してきた成果に続くものだ。
さらに同社は、2024年末にアブダビで公共運用を開始する前に、同国初のロボタクシー許可証も取得している。
ビジョン2030、スマートモビリティの成長を促進
今回の提携は、ビジョン2030の枠組みの下で地域のイノベーションを促進し、世界的な技術リーダーを誘致しようとするサウジ政府の後押しを強化するものだ。
また、UberとWeRideのサウジアラビアへの進出は、次世代のモビリティソリューションの中東における成長拠点としてのリヤドの地位をさらに確固たるものにした。
価格動向:WRD株は金曜のプレマーケットで3.66%高の10.49ドルで取引されている。UBER株は0.73%高の95.30ドルで取引されている。
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写真:Shutterstock

									 
					