水曜日、アボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)(NYSE:ABT)は2024年第4四半期の売上高を107億ドル(約11,482億円)と発表し、前年同期比7.2%増となり、1101億ドルのコンセンサスを下回る結果となった。
基礎事業のベースな売り上げの有機成長率は8.8%だった。新型コロナウイルス(COVID-19)関連のテスト売上を除いた有機成長率は10.1%。
株式1口あたりの調整後希釈EPSは1.34ドルで、アナリスト予想と一致し、1.31ドルから1.37ドルの範囲となり、前年同期の1.19ドルから増加した。
医療機器の売り上げは13.7%増の505億ドル、オーガニックベースで14%増の結果で、米国と国際市場で二桁の成長を記録した。
FreeStyle Libre、Navitor、TriClip、Amplatzer Amulet、AVEIRなどの製品が貢献しました。
糖尿病ケアの分野では、連続血糖モニターの売上げは報告ベースで180億ドル、オーガニックベースで22.8%増の180億ドルとなった。
栄養の売り上げは45億ドル(内オーガニックベースで71%増の207億ドル)で、小児栄養の分野ではグローバル売上が15%増(25%増)となり、乳児用ミルクビジネスの市場シェアの拡大が続いた。大人向け栄養製品の売り上げは74億ドル(114%増)となり、EnsurおよびGlucernaブランドに牽引された。
全世界の新型コロナウイルス関連のテスト売上は2024年第4四半期に1億7600万ドルとなり、前年同期の2億8800万ドルから減少した。COVID-19関連のテスト売上を除くと、総合診断売上は43%増(61%増)となった。COVID-19関連のテスト売上を除くと、急速診断の売上増はアボットの呼吸器疾患テストポートフォリオへの引き続く強い需要によるものだった。
今後の展望 アボット・ラボラトリーズは、2025年の調整後EPSが1口あたり5.05ドルから5.25ドル(コンセンサスは1口あたり5.16ドル)、7.5-8.5%のオーガニック売上高成長率、および23.5%-24.0%の調整後運営利益率と予想している。
一方でアナリストの予想に対して同社は、2025年の第1四半期の調整後EPSが1.05ドルから1.09ドル、コンセンサスは1.11ドルと予想している。
株価動向 水曜日の時点でABT株は前日比0.72%高の117.64ドルで取引を終えている。
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