月曜日、Apogee Therapeutics, Inc.(NASDAQ:APGE)が初のヒトでの第1相臨床試験の中間結果を発表した。
APG990の中間相I型の薬物動態学(PK)データは、検証済みの用量帯にわたって、半減期が約60日であることを示した。
40人の健常被験者を対象としたこの試験の主要データは次の通り。
- APG990は、半減期が約60日となる、1日3回または1日6回の維持用量の可能性を示す最高のPKプロファイルを持っている。このPKプロファイルは、APG279(APG777+APG990)の2mLの共同製剤投与が1日3回または1日6回可能性を示している。
- APG990は、用量が1,200mgまでの5つのコホート全てにおいて、耐用性が良好であった。最も一般的な(≥10%)の投与後有害事象(TEAE)は、頭痛であった。被験者の53%が少なくとも1つのTEAEを観察している。
- この研究薬剤に関連するグレード3のTEAEや、重大な有害事象はなかった。また、いかなる有害事象も研究の中断にはつながっていない。また、発熱や寒けが引き金となった症例もなかった。
さらに、APG777とAPG990の薬物動態学(PK)を強化する可能性があることが、それぞれの薬剤に対して最大投与量である1日150mg/kgで行われた3ヵ月の組み合わせ毒性学的試験での安全性の発見を示した。
同社は、APG279に関しては、治験薬に対する申請書または外国当局等に提出する予定だ。
承認された後、同社は2025年にAPG279をSanofi SA(NASDAQ:SNY)/Regeneron Pharmaceuticals Inc(NASDAQ:REGN)のDupixent(dupilumab)に対する中等度から重症のアトピー性皮膚炎(AD)の第1B相臨床試験を開始する予定で、データは2026年下半期に発表される見通し。
同社によると、2024年12月31日現在、現金、現金同等物、流動有価証券は7億3110万ドルだという。現在の運営計画に基づいた会社の予想では、同社の現在の現金、現金同等物、および流動有価証券は2028年第1四半期までに同社の運営費を賄うことができるとのこと。
株価動向:月曜日の最新チェック時には、APGE株が7.14%高の33.68ドルで推移している。
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