投資の伝説的なデュオウォーレン・バフェット氏とチャーリー・マンガー氏は、バークシャー・ハサウェイの急成長の裏にいるとされているので、皆さんは二人が取締役会室かビジネススクールで出会ったと思っているかもしれません。
もし思っていたら、それは違います!二人はオマハの有名な医師カップルによって紹介されたのですが、おそらくカップル自身は二人が一緒にこれだけのことを達成することについてはまったく想像していなかったでしょう。
出来事:1950年代末、ウォーレン・バフェットは自らの名声を築きつつある新進のマネージャーでした。
ある日、バフェットはオマハの有力者であるエディー・デイビス博士の妻、ドロシー・デイビスから電話を受けました。デイビス夫妻は、バフェットの投資方法について詳しく知りたがっており、バフェットを自宅に招待したのです。
ドロシーさんが熱心に聞いている中、エディー博士は何かに気を取られているようでしたが、突然彼はバフェットに対して、彼が当時500,000ドルしか管理していない資金のうちから10万ドルを投資すると宣言したのです。それに驚いたバフェットが理由を尋ねると、エディー博士は率直にこう答えました。「君は私の友人チャーリー・マンガーを思い起こさせるんだ」
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なぜ重要なのか:この一言が二人の新たな出会いを生んだのです。デイビス夫妻はマンガー家とは家族ぐるみの付き合いがあり、マンガーが1959年に父親が亡くなった後にオマハに戻ってきた際、デイビス夫妻が二人をディナーに招待したのです。
二人が出会ってわずか数分で、笑い合いながら、お互いの「無神経さ」と「知的好奇心」という共通点を見出すことができました。これは、マンガーが2022年の共同インタビューで語ったところによるところです。
マンガーは、自分たちの妻は「ああ、もう一人か」と思ったとジョークを飛ばしましたが、バフェットとマンガーにとっては、それが彼らの一生を通じたパートナーシップの始まりであり、2023年にマンガーが亡くなるまで続く友情の始まりだったのです。
バフェットは先週土曜日、今年末にはマンガーとの友情が切り離せない著名な旅路の終わりを告げる形で、バークシャー・ハサウェイのCEOを退任すると発表しました。
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写真提供:Kent Sievers / Shutterstock