Enphase Energy Inc (NASDAQ:ENPH) の株価が、同社が第3四半期の業績を想定を下回る結果を発表したことを受けて下落している。
- 第3四半期の売上高:3億8090万ドル (約約4,254億円) 、概算 3億9197万9000ドル
- 第3四半期の1株当たり利益(EPS):65セント、アナリスト予想77セントに対して
米国における売上高は、EUへの出荷が増加したことにより、四半期ベースで約43%増となった。一方で、ヨーロッパにおける売上収入は約15%減少し、こちらはヨーロッパの需要が「さらに緩やかになった」ことが原因となっている。
Enphaseはこの四半期、IQバッテリー172.9メガワット時間を出荷し、また米国の受託製造施設から約1,176,000のマイクロインバーターを出荷した。
同社は四半期に、オペレーションから1億7010万ドル、フリーキャッシュフローから1億6130万ドルのキャッシュフローを生み出したと述べた。Enphaseはこの四半期、現金、現金同等物、流動有価証券の合計額が17億7000万ドルになった。
Enphaseは第4四半期の売上高が3億6000万ドルから4億ドルになると予測している。同社は第3四半期の総利益率が47%から50%、または調整後は49%から52%になると述べた。
アナリスト複数社が株価の格下げを発表
このレポートが公表された際、Enphaseの株価は約8%下落した。同社の他の太陽光発電関連株も下落しており、SolarEdge Technologies Inc(NASDAQ:SEDG) や Sunrun Inc(NASDAQ:RUN) などがEnphaseの引きづりダウンで下落している。また、複数のアナリストがこれについて意見を述べている。
- Janney Montgomery ScottのアナリストSean Milligan氏は、Enphaseの株式をBuy(「買い」)からNeutral(「中立」)に引き下げ、株価のターゲットを83ドルに設定した。
- GuggenheimのアナリストJoseph Osha氏は、Enphaseの株式をNeutral(「中立」)からSell(「売却」)にダウングレードし、株価のターゲットを73ドルに設定した。
- Morgan StanleyのアナリストAndrew Percoco氏は、EnphaseをEqual-Weight(「評価権重み」)で維持し、株価予想を102ドルから93ドルに引き下げた。
- OppenheimerのアナリストColin Rusch氏は、EnphaseをOutperform(「アウトパフォーム」)で維持し、株価のターゲットを134ドルから101ドルに引き下げた。
- Piper SandlerのアナリストKashy Harrison氏は、EnphaseをNeutral(「中立」)で維持し、株価のターゲットを105ドルから85ドルに引き下げた。
ENPH の株価動向: Enphase の株価は水曜午前、76.56ドルで17%下落している(Benzinga Pro調べ)。
【写真:シャッターストック】