キンバリークラーク(NYSE:KMB)は、今後5年間で北米事業に20億ドル以上を投資することを計画しており、30年以上にわたる同社の米国における最大規模の拡張努力を示している。
この取り組みは、人気のあるハウスホールド製品、Huggies、Kleenex、Cottonelleへの顧客の需要が高まる中で始まった。
この計画の中心になっているのは2つの大規模ビルドアウトで、それがオハイオ州ウォーレンにある生産施設と、全自動ロジスティクスハブが備わるサウスカロライナ州ビーチアイランドの施設のアップグレードだ。
これらの開発は、製造能力の増加、技術的進歩の促進、そして同社の長期的成長目標のサポートを目的としている。
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“この画期的な投資は、キンバリークラークにとって、アメリカの消費者と私たちがイノベーション主導の持続可能な成長を実現する能力に対する戦略的な賭けを表している。”と、グループの社長であるキンバリークラーク北米のRuss Torres氏は語った。
オハイオ州の新工場は、同社の製品を北東部と中西部で製造するための中央製造拠点となる。 この設備は約1,170万人にサービスを提供するように設定されており、100万平方フィートの複合施設は、先進的な生産システムを組み込むことでキンバリークラークの個人向け製品セグメントを強化し、製品開発のペースを向上させるという。
サウスカロライナ州では、ロボティクスとAIを使用して配送の迅速化と出荷効率の向上を図るため、同社は米国最大規模の工場の隣にハイテク流通センターを建設する。
これらのプロジェクトを合わせた事業の成果として、産業用オートメーションや先進製造などの分野で900人以上の技術を持った職が創出される見通しだ。
建設は2025年5月に開始され、最大3年を要する見込みだ。キンバリークラークの今年第1四半期の販売は6%減の48億4000万ドルとなった。
株価の動き:金曜日の最新チェック時点でKMB株は0.18%安の129.64ドルで取引を終えた。
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