ゴールドマン・サックスのBonnie Herzogアナリストは、ペプシコ社(NASDAQ:PEP)の株について「189.00ドル」という株価予測で買い評価を継続した。
ペプシコは、大半の期待と合致した第4四半期の決算を発表し、2.1%の微増で組織的な収入を報告、しかしそれが効果的なコスト管理によってバランスを取られ、1.96ドルのわずかなEPSの引き上げとなったとアナリストは述べた。
2%の微増を記録したものの、ペプシコは本年度(FY24)においては素晴らしい9%の実質通貨ベースのEPS成長を達成し、これは厳しい環境の中で強固な経営を意味している。
将来を見据えて、ペプシコは食品・飲料カテゴリーの成長を促進することに注力しているが、アメリカでの最近のトレンドは引き続き大きなプレッシャーがかかっており、それがあって本年度はわずかな低一桁の微増に抑えると見込まれている。これは、アナリストの期待を下回り、ペプシコの4%から6%という長期的な成長目標の下にあるものである。
またペプシコは、中一桁の外国為替相場変動を無視したコアボトムラインの微増を見込んでおり、これもまた、低一桁の微増を実現すると見込まれている。これはペプシコの高一桁の長期的な成長目標には劣るものとなる。
だが、外国為替の約3ポイントの不利な影響が純収益とEPSに及ぼすと見込まれており、これはペプシコがわずかな低一桁のコアEPSの微増を見込んでいることを意味している。つまり、ペプシコのEPSは8.24ドルから8.40ドルの間になると見込まれており、これはアナリストとFactSetのコンセンサス予測である8.60ドル/8.52ドルを僅かに下回るものである。
これは予想の微調整を示唆するものの、アナリストは、数年間の強力な成長を踏まえてペプシコが慎重な予測を立てるのは現実的なものであり、また、その企業のいくらかの正常化も予測されると述べている。
総じて、アナリストはペプシコの株価について本日はわずかな下落が予想されるものの、2022年の後半にかけてはトレンドが改善するだろうと述べた。
アナリストは、Frito Layを含むペプシコの強力なブランドポートフォリオと飲料分野での長期的な成長の見通しを踏まえ、同社は非常に有利な立場にあると指摘している。
PEP社の強固な収益成長の総合的な経営、自己所有の流通ネットワーク、そして効率的なサプライチェーンは、正しい商品が正しい時期と価格で提供されることを保証する。
アナリストは、短期的な課題があるにも関わらず、ペプシコは次の10年間で年間平均一桁後半の有機的な売り上げ成長を持続可能なものとして確信を持っている。
株価の変動:レポート提出時点で、ペプシコの株は前週火曜日の終値比4.21%安の143.94ドルで取引を行っている。
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