火曜日、ドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国第47代大統領に選出され、その職に戻ることが確定的となった。
<米NY銀行>(NYSE:JPM)のCEOであるJamie Dimon氏は、トランプ政権でのポストに就くという噂を一蹴し、銀行を離れる考えはない。
Dimon氏の財務長官候補としての噂は、共和党も民主党も出していた。しかしDimon氏自身は最近、政府の役職に就く可能性について言及し、それは「ほぼない」と述べた。
Dimon氏はこの立場を保つ一方、後任者に関する話し合いでも中心的な役割を担っている。Dimon氏が退任すれば、JPモルガンの取締役会は後任者を4人候補に挙げる予定だ。
ここ20年近くにわたり、アメリカ最大の銀行を率いてきたDimon氏は、今後もそのポストに留まるつもりだという。
Dimon氏は自分自身が公然と大統領候補を支持することは控えたまま、最近の報告書では、Dimon氏がハリスを支持するだろうという趨勢が見え隠れしている。Dimon氏は自分を「民主党員というにはほんの少し」と位置づけながら、ハリス支持を表明することはなかった。
<ニューヨーク・タイムズ>の報告書が述べたところによると、Dimon氏は民間で、副大統領のカマラ・ハリス氏を支持し、財務長官のポストに立候補しようという意向を表明している。
Dimon氏は、トランプ前大統領が2020年アメリカ大統領選の結果を受け入れることを拒否したことも、自身にとっては就任を辞退する理由の一つになったと語った。
Dimon氏の政治的影響力と政策問題に対する繰り返しの発言によって、Dimon氏に対する大統領選出馬の要請が何度も呼び掛けられてきたと、JPモルガンはフォーチュン誌に語った。
しかしDimon氏自身は、そのような願望を一貫して退けてきた。昨年、JPMorganはDimon氏が「公職に立候補する予定はない」とし、Dimon氏が現在の地位を満足していると述べた。
Dimon氏は今年も、今回の選挙で大統領候補を公然と支持することはなかったが、経済政策、財政問題、国家の課題についての見解は頻繁に共有してきたと、ロイター通信は指摘している。
一方で、メディアの報告によると、Dimon氏の妻であるジュディ・ダイモン氏は、ハリス氏の選挙運動のためにミシガン州に旅行したという。
株価動向 水曜日の最新時点で、JPMの株は1株245.36ドルで約10.8%上昇。
次の記事を読む
イメージ提供:シャッターストック