スタンレーブラックアンドデッカー社 (NYSE:SWK) の株価が、同社が今四半期の業績を発表し2024年の業績見通しを縮小したことを受けて下落している。
今四半期、売上構成比で言うと、DEWALTの成長が混合された需要によって相殺され、インフラ事業の売却により、売上は前年比5.2%減の37.51億ドルとなり、コンセンサス予想(38.04億ドル)を下回った。
売上は、DEWALTの成長が混合された市場の需要によって相殺され、インフラ売却によって売上は-2%の影響を受けた。
粗利は前年比5.7%増の11.2億ドルとなり、粗利率は310ベースポイント増の29.9%となった。調整後の粗利率は前年比290ベースポイント増の30.5%となった。
今四半期の事業利益は、1億6810万ドルに躍進し、1年前の3740万ドルから3.54ポイント拡大して4.5%となった。
調整後の1株利益(EPS)は1.22ドルで、1.05ドルとされたアナリストのコンセンサスを上回った。
今四半期の営業キャッシュフローは2億8580万ドルで、1年前の4億4390万ドルから減少した。フリーキャッシュフローは約1億9930万ドルとなった。
9月28日時点でスタンレーは現金および同等物で2億9870万ドルを保有している。
スタンレーブラック&デッカー社のドナルド・アランJr.社長兼最高経営責任者(CEO)は、第三四半期については、同四半期においても同社の運営上の優先課題の実行により、粗利率が引き続き改善し、強力なキャッシュの生み出しを果たしていると述べた。低迷する消費環境と、自動車生産の減少による有機的な売り上げの減少にも関わらず、同社は主要な分野で成長を遂げているという。
第三四半期、スタンレーブラックアンドデッカー社のグローバルコスト削減プログラムは、税引き前追加で1億500万ドルの利益を上げ、2022年半ば以来の総節約額において約14億ドルを追加した。
2024年の見通しを縮小:スタンレーブラックは、調整後の1株当たり利益(EPS)の見通しを3.90ドルから4.30ドル(従来予想:3.70ドルから4.50ドル)に引き下げた。これは、4.20ドルのアナリストの予想を上回っている。
同社は、フリーキャッシュフローの見通しを6億5000万ドルから8億5000万ドルに再確認した。
株価動向 現時点で、スタンレーブラックアンドデッカー社の株は、95.89ドルで6.83%下落。