スターバックス社(NASDAQ:SBUX)は、第1四半期決算前に大きな変更を施している。
今週月曜日から、カフェ、テラス、トイレは有料の顧客、または同伴者のみ利用可能となる。無料の水は出なくなり、新しいルールを実施するようバリスタに指導が行われている。
この方針転換は、2024年に北米での売上が5%減少し、パンデミック以来初めての年率減少が確認されたことに続くものだ。スターバックスが1月28日に決算を発表する際、売り上げは93.2億ドル、1株当たりの利益は67セントと見込まれており、分析家は同店に対する同店販売の見通しを4.8%減少と予想している。これはBenzinga Proのデータによるもの。
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スターバックス、今回の政策にもらした見解
スターバックスの新しいより厳格な姿勢は、2018年に同店が採用した全ての人の利用を認める方針の反転である。この方針は、フィラデルフィアの店舗で2人の男性が逮捕された事件に対する反発を受けて採用されたものだ。
新たな規制は既に議論を引き起こしているが、投資家たちは動じていないようだとファイナンシャル・タイムズが報じた。
スターバックス株は依然として強気の動きを見せており、現在1株98.81ドルで推移している。これは、重要な移動平均線を上回る水準だ。この株は上昇圧を示しており、8日、20日、50日の移動平均線がすべてさらなる上昇を指し示している。
移動平均収束拡散(MACD)は0.98、相対力指数(RSI)は66.69となっており、1月28日の決算発表に向けてスターバックス側の勢いがあることを示唆している。
決算発表で大きな動きが見られるか
客数の減少からすでに利益の期待は抑えられているが、スターバックスの決算報告は今後の鍵となるだろう。
売り上げが安定の兆しを示せば、株式の強気の動きはさらに続く可能性がある。しかし、規制が逆効果に終わった場合、投資家は大手コーヒー業界の復興計画について疑問を持つことになるだろう。
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