水曜日、チポトレ・メキシカングリル(NYSE:CMG)は、3,700店以上のロケーションに新たに20,000人の従業員を雇用することを目指して採用キャンペーンを展開した。これは、3月から5月にかけてのピークを迎える大型イベント「バリトーシーズン」に向けたものだ。
新しい従業員向けの特典を導入するだけでなく、同社は実際のスタッフが出演するテレビCMも公開予定だ。これらの取り組みは、1年で一番忙しい時期に追加の職種を埋めるために、さらに多くの応募者を引き寄せることを目的としている。
クルーメンバーは、僅か3年半で総合報酬額が最大10万ドルに達する可能性がある「レストランチェーンの責任者(Restaurateur)」の職位に昇格する機会を提供される。
同社は2024年、23,000人のチームメンバーを昇進させ、うち85%が組織内での昇進となった。
11人の地域副社長のうち5人はクルーメンバーからスタートし、現在は合計で10億ドル以上の売り上げをあげている地域を統括している。
「『バリトーシーズン』のイベントでは、私たちと一緒に働き始めて、そのまま働き続け、そして私たちと一緒にキャリアを築いていく機会が候補者に提供される」と、ヒューマン・リソース(人事)最高責任者のエイラー・エスケナジ氏は語った。
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さらに、総支店長のうち84%が社内から昇進し、年間2,400万ドルの売上を生むセグメントを監督している。
昨年10月、チポトレは採用の手順を簡素化するためのAIプラットフォームを立ち上げる目的でParadoxと提携を結んだ。
同社は「アボカド」という名の仮想アシスタントの助けを借りて、候補者が応募から僅か4日で採用されるように平均所要時間を12日からわずか4日に短縮させた。
さらに、「アボカド」の手腕により、応募者の数が増加し、応募完了率が50%から85%以上に上昇した。
従業員の健康増進を目的として、チポトレはマインドフルネス、ストレス解消、よりよい睡眠を促進するツールを提供するCalmアプリへの無料アクセスを提供している。これはメンタルヘルスサービス、教育支援、授業料の払い戻しを含む幅広い福利厚生の一部だ。
チポトレのレストランスタッフの73%がジェネレーションZ出身であることを鑑みると、このような若い世代に対する健康増進の強調点は魅力的に映るだろう。
株価の動き:米国株式市場の最新情報では、チポトレの株は2.13%下落の52.66ドルで推移している。
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