バリュー投資家として有名な『オマハの賢人』ウォーレン・バフェット氏と、ビジネスパートナーを務めた故名投資家のチャーリー・マンガー氏は、2001年のBRK(NASDAQ:BRK)の株主総会でアクティブ投資論を強く擁護した。
出来事の内実バフェットは2001年の株主総会中、ハイスクールでの投資家教育に関する質問に答える形で、10歳の少年に対し「一番重要なのは、自分自身への投資だ」と発言した。
一方マンガーは、10歳の少年を勇気づけたあと、その言葉に注意を促す形で一言だけ割り込んだ。マンガーは「君が試していることには成功するだろうが、それがいつも良いことだとは限らない。」と語った。
「もし人生で君が成功するのが、やり方を変えないで何年も何年も株券を保有しており、それが全てだとしても、失敗した人生になる。人生とは、ただ単に収益のみに執着することではないのだ。」
パッシブ投資は、現代において主要な投資戦略のひとつであり、S&P500指数など、市場の指数をコピーすることを特徴とする。
このアプローチは投資信託(ETF)によって、株式市場でしばしば採用されており、特定のベンチマークのパフォーマンスを再現することを目指している。パッシブ運用は、伝統的には株式に集中していたが、最近ではその他の資産クラス(債券、商品、ヘッジファンドなど)にも広がりを見せている。
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なぜ重要かマンガーとバフェットの投資指針には、魅力的な価格で高品質のビジネスに投資すること、長期的な投資の視点を持つこと、そして高潔で倫理的な行動に対する強いコミットメントが含まれていた。
しかし、パッシブ投資の人気はここ数年で増え続けている。2024年はETFにとって記念すべき年となり、1.6兆ドルを超える過去最高の資金流入が記録され、世界市場の資産総額は15.1兆ドルに達した。
この急拡大は、機関投資家の採用と1485件の新規発売によって駆動され、ETFを現代投資の要として確立させている。
この爆発的な成長は、過去5年間で年率19%の拡張が続いている。パッシブ投資は支配的なままであり、ETFの93%が指数追跡型であるが、アクティブ戦略への需要は革新を駆動し、相互投資信託をETFに転換させている。
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