木曜日、Telomir Pharmaceuticals, Inc.(NASDAQ:TELO)は同社の製品Telomir-1が、銀(I)(Ag⁺)および高反応性の銀(II)(Ag²⁺)を生物学的に適した形でキャプチャーおよび安定化させたと発表した。
Telomir-1は、DNAの保護的なテロメアキャップを延長することを目的とした小分子金属イオンキレーターおよび調節剤であり、これが加齢過程において重要な役割を果たしている。この製品は臨床前段階の開発中である。
出来事銀(I)の化合物は抗菌活性を示している一方で、銀(II)はその酸化能力が大きいため、より広い細菌殺生活性および組織再生でのポテンシャルにより、著しく改良された治癒効果をもたらす。
このマイルストーンは、銀を用いた先進的な抗菌治療、創傷ケアソリューション、および感染に対する医療コーティングなど、銀を使用した医療の構成要素に関して、大きな制約を克服したものとなる。
同社は、この製品が銀(II)を医療用途で安定化させることができる最初の生物学的に適合したキャリアである可能性があるとし、これにより不安定性および急速な劣化という重要な制約を克服できると述べている。
その後の動き銀を用いた医療治療は、銀創傷包帯の市場が2024年に10億3000万ドルで評価され、2030年には13億6000万ドルに達すると予測される急速に成長している市場を示している。
また、銀を使用した医療機器、病院の表面、およびインプラントなどを含む抗菌コーティングの市場は、2024年の116億5000万ドルから2024年の337億ドル(CAGR 14.2%)に成長すると予想されている。
1月には、Telomirは、ヒト細胞系で行われた最近の臨床前試験結果を公表した。これらの研究は、Telomir-1が銅誘発性活性酸素種の上昇を完全に逆転し、銅毒性に対して強固な細胞保護を提供することを示している(リンク)。
12月に、Telomir Pharmaceuticalsは、Wilson病という体内で銅が蓄積されてしまうという希少な遺伝子疾患の治療法の先駆的な化合物であるTelomir-1の銅結合能を強調した臨床前調査結果を発表した。
同社によれば、この化合物は銅イオンと結合する親和性があり、銅、鉄、亜鉛などの重要なイオンと相互作用し、銅代謝を正確に調節することができるとのこと。
株価の動き木曜日、TELO株が4.20ドルで取引を終了した。
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