「ウォルト・ディズニー」(NYSE:DIS)が第1四半期決算を発表することになりました。
ウォール街では、同社が市場先物取引前に決算を発表することになり、1株あたり1.45ドル、約246億ドルの収益が期待されています。
ディズニーの株はこの1年で16.74%上昇し、年初来では1.79%上昇しています。
ディズニー株のチャートから、株の動向とウォール街の予想との乖離について見てみましょう。
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第1四半期決算に向けてディズニー株は強気
ディズニーの株価は112.77ドルで推移し、5日、20日、50日の指数平滑移動平均線を上回って取引されており、強い上昇勢が見られます。さらなる上昇を支える可能性があるということを示しています。
8日単純移動平均(SMA)が113.01ドルで、20日SMAが110.57ドルで、いずれも株価より高い水準で推移しています。これにより、ディズニーが短期間において強さを維持しているという見方を裏付けています。
さらに、ディズニー株は50日SMA(112.60ドル)と200日SMA(101.52ドル)よりも高値で推移しており、長期的なポジティブな動きを示しています。
株価のモメンタム指標がこの強気感情をさらに裏付けています。移動平均収束拡散(MACD)指標は0.72で、株価は引き続き上昇する勢いを示しています。一方、RSI(相対力指数)は56.27で、株価が過熱水準に達しない状況で健全な購入関心が続いていると反映されています。
ディズニー株が主要な移動平均線を上回り続ける限り、投資家はこれらのテクニカルシグナルを強気のトレンド継続を裏付けるものと受け取るかもしれません。
しかし、株価が20日のSMAに向かうような下落を見せた場合、それは新たな買いポジションにとって潜在的なサポート水準を提供するかもしれません。
ディズニーアナリスト、株価は13%上昇すると予想
評価とコンセンサスの見解:ディズニー株に対するコンセンサスアナリスト評価は現在、株価123.14ドルのBuy評価となっています。Citigroup、Redburn Atlantic、Macquarieといった投資調査会社の最新のアナリスト評価では、ディズニーに13.04%の上昇余地があると予想されています。
株価の動き:執筆時点でのディズニー株の株価は112.82ドルで推移していました。
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