第46代米国大統領に選出されたドナルド・トランプ氏は、二期目の予算管理局(OMB)長官に、保守派の政策提言「プロジェクト2025」の共同執筆者であるラッセル・ヴォート氏を起用すると発表した。
ヴォート氏はトランプの最初の任期でOMBの副局長を務めていた。ただ、ヴォート氏の影響はOMBにとどまらない。ヴォート氏は、保守派の政策枠組みである「プロジェクト2025」内の大統領執務室に関する章を執筆しており、これは保守的な政策枠組みである「プロジェクト2025」を開発したシンクタンク「ヘリテッジ財団」が発表した内容の一部だとThe Hillは報告している。
トランプは金曜日、Truth Social上での投稿で、「ヴォート氏は第一の任期でこの地位に就いて素晴らしい仕事をしてくれた。私たちは新たな規制に対して4つの規制を削減し、それは大成功だった。私たちは国にもう一度財政的な正気を取り戻す」と記した。「私たちは国に対して財政的な正気を取り戻すだろう。」
トランプ大統領は、ヴォート氏の公共政策における経験を称賛し、彼を積極的なコスト削減者かつ規制緩和支持者と評した。ヴォート氏は連邦機関全体で「アメリカ第一主義」を前進させる手助けをしてくれるだろうと述べた。
トランプ氏は、ヴォート氏が「ディープ・ステート」と呼ばれるものを解体し、アメリカ民衆に自己統治を取り戻す方法を知っていることを強調し、また、アメリカ国民に財政規律を取り戻すという約束と共にヴォート氏を選んだ。
次の読み物:
大統領選を受けて、ヴォート氏はXに投稿し、「アメリカ国民のために未解決の課題があり、再び電話をもらえたことは一生の名誉だ」と述べた。
学者や政策専門家からの意見を取り入れた「プロジェクト2025」は、行政府の再構築や特定の政府機関の規模と資金援助の削減といった大胆な変革の提案を行っている。
以前トランプ氏は選挙活動中に「プロジェクト2025」から距離を置いており、その理由としてこのプロジェクトが物議を醸す要素を持っていると述べていたが、OMB長官にヴォート氏を任命するというトランプ氏の決定は、保守的な優先事項との強い一致を示している。このプロジェクトは、アメリカの民主的制度を脅かすものだと主張し、大きなバックラッシュ(抗議)を受けている。
次の読み物: