製薬会社Dr. Reddy’s Laboratories Ltd(NYSE:RDY)の株は、同社が2025年第3四半期決算を発表した後に下落している。
同社の純利益は1億6500万ドルで、1年前の1億6100万ドルからわずかに増加した。売上高は8億4300万ドルから9億7700万ドルに増加し、ほぼ16%増となった。
この成長の原動力は、先日新たに取得したニコチン補完療法(NRT)ポートフォリオの収益と、インドおよび新興市場からの収益によるものだ。
Dr. Reddy’s Laboratories Ltdは、1億5000万ポンド(約6億3200万ドル)で、昨年、Haleon plc(NYSE:HLN)が米国外のニコチン補完療法事業を英国子会社Dr. Reddy’s Laboratories SAに売却した。
NRTポートフォリオには、30以上の市場でガム、錠剤、パッチの形で販売されているNicotinell、Nicabate、Habitrol、Thriveなどのブランドが含まれている。
医薬品のジェネリック製造のほか、Dr. Reddy’sは、化学物質、生物学的製剤、カスタマーレルシップ、製造、研究開発、サプライチェーン、品質管理、規制、コンプライアンス、およびその他の事業を行っている。
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Dr. Reddy’s の共同議長兼取締役ギー・プラサッド氏は「新たに取得したNRT事業、新製品の発売、および業務効率の改善に支援され、ダブルデジットの成長を達成しました」とコメントしている。
グローバルジェネリックの売上高は、73.75億ルピー(850百万ドル)で、前年比17%増の成長を示した。またNRTを除いた売上高は7%増となった。新たに取得したNRTのポートフォリオ、高いボリュームと新製品の発売が成長を牽引した。
北米での売上高は33.8億ルピー(1%増、前四半期比で9%減)となった。ボリュームの増加に加えて、新製品の発売と有利な外国為替が、前年同期比での価格侵食を相殺した。 前四半期比の減少は、レナリドミドなどの特定の製品の売上が低かったため。
売上高の総利益率は58.7%(GG:61.3%、PSAI:28.6%)で、前年同期比で20ベーシスポイント(bp)の増加、四半期比で91bpの減少。 前年同期比での増加率は、有利な製品ミックスと製造オーバーヘッドのレバレッジが主な要因で、これには価格の侵食が一部相殺された。 一方、前四半期比の減少率は、不利な製品ミックスが主な要因であった。
株価動向 RDY株は、本日午後最後のチェックで14.22ドルで5.80%下落している。
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David Pimborough氏による写真(提供:シャッターストック)