ダラー・ジェネラル・コーポレーション(NYSE:DG)は、 3Qの調整後一株利益(EPS)が0.89ドル(約102.1億円)で、前年同期比29.4%減少したと発表し、予想0.94ドルに届かなかった。
同社は 102億ドルの四半期売上高を報告し、約101.4億ドルのコンセンサスをわずかに上回った。
新規店舗からの売上貢献及び同店売上の増加による好調な売上が、一部を閉鎖した店舗による影響で相殺される形となった。
同店売上は1.3%増加し、平均取引金額が1.1%増の29.3ドル(約3349円)及び客数が0.3%増の29億4,900万人となった。同店売上は消耗品部門の成長を反映し、それに対して住居用品、季節商品、衣服部門の減少が一部相殺された。
「特に当社の事業に影響を与えた数々のハリケーンの影響を受けながらも、第3四半期における我々のチームの施策には満足している」と、ダラージェネラルの最高経営責任者(CEO)トッド・バソス氏は述べた。
「当社の主力顧客が引き続き経済的な制約下で運営されている環境の中、我々は今期の同店売上で、四半期の期待値の上限に近い数字を達成した」とVasos氏は付け加えた。
見通し: ダラージェネラルは、第3四半期におけるハリケーン関連経費のマイナス影響(3270万ドル)と、第4四半期のおおよそのマイナス影響(約1000万ドル)を含む、財務指針の更新を行った。
同社は、2024年の純売上高成長率について、新たな見通しを発表し、約4.7%から5.3%の前回予想に対して、約4.8%から5.1%に引き上げた。
- 同店売上の成長率については、約1.0%から1.6%の前回予想に対して、約1.1%から1.4%に上方修正した。
- EPSについては、約5.50ドルから5.90ドルの前回予想と、5.82ドルのコンセンサスに対して、約5.50ドルから6.20ドルの前回予想とともに上方修正を行った。
ダラージェネラルは2024会計年度において、新店730店舗の出店、及び1,620店舗のリニューアルと、85店舗の移転を含む、総2,435の不動産プロジェクトを予定している。
ダラージェネラルは、2025会計年度に不動産プロジェクトをさらに増やす予定である。CFO(最高財務責任者)のケリー・ディルツによれば、会社は『プロジェクト・エレベート』を通じて、まだ完全なリニューアルを待っている成熟店に対して、より軽いリニューアルを取り入れることに重点を置いている。
このリニューアルには、更新されたレイアウトと拡張された商品ディスプレイなど、顧客の利益に焦点を当てた改善策が含まれる。2025会計年度の主要なイニシアチブは以下の通りである。
- 米国において約575店舗の新規出店を行い、メキシコに最大15店舗を出店。
- 2,000店舗を完全リニューアル。
- 『プロジェクト・エレベート』の一環として、2,250店舗をリニューアル。
- 店舗移転に伴う約45の店舗。
合計して、同社は約4,885の不動産プロジェクトを完了する予定である。
株価動向: 木曜日の最後の取引で、DG株は77.12ドルで3.00%下落している。
次の読書:
写真提供:シャッターストック