Halozyme Therapeutics, Inc.(NASDAQ:HALO)の株価が、同社が株1株11ユーロ(11.44ドル)で仮現金譲渡を提案したEvotec SE(NASDAQ:EVO)の買収提案を取り下げたと発表した後、上昇しました。これにより、株式の希薄化を含む20億ユーロの完全な支配権価値が示されています。
この動きは、Evotecとの長期にわたる交渉を経て決断されたもので、Evotecが独立を維持したいという希望を表明したためです。
さらに、Halozymeは2024年の業績見通しを再確認し、今後の持続的成長を示すガイダンスを示しました。
同社は、2024年の年間売上高が9.7億ドルから10.2億ドル(約1兆3000億円)の範囲で、調整後EBITDAは5.95億ドルから6.25億ドルと大幅な二桁成長を反映する予定だとしています。
Halozymeは、2025年までにENHANZEで承認された10の製品と、2027年までに10億ドルのロイヤルティ収入を達成することを目指し、戦略を実行する能力に自信を持っています。
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先進的なグローバル製薬サービス企業が誕生するというメリットがあるため、この提案の合併が実現すれば、とHalozymeのCEOであるヘレン・トーリー氏は語っていますが、Evotecはさらなる議論には消極的であり、話が進むことはありませんでした。
Halozymeは直近の数日間、Evotecとの首脳陣との交渉(その中には複数回の面会の要請が含まれています)を進めてきたが、これは不成功に終わり、この結果、提案を取り下げる決断を下すことになりました。
ヘレン・トーリー氏は「同社の目標は独立企業であることである」とし、会長兼最高経営責任者(CEO)であるヘレン・トーリー氏は、Evotecに関して「面会の複数の要請が受け入れられなかった」と語りました。
「Halozyme Therapeutics Inc. が11月22日に発表した声明を認識しました。それは、Evotecの株1株11ユーロでの非拘束的な提案を現金で取り下げたと述べています」、というコメントがありました。
株価動向:金曜最終取引時点でHALOは1株48.54ドルで6.21%高、一方EVOは1株4.345ドルで18.8%安となっています。
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