火曜日、UCB SA(OTC:UCBJY)(OTC:UCBJF)とBiogen Inc.(NASDAQ:BIIB)は、ダピロリズマブペゴル(DZP)の全身性エリテマトーデス(SLE)に対する第3相PHOENYCS GO試験における詳細な結果を発表した。
この医薬候補は、中等度から重度の全身性エリテマトーデスがある患者の病態改善において重要な臨床的効果を示した。
この結果は、米国リウマチ学会の年次総会で共有されたものだ。この321人の被験者を対象とした試験では、DZPが4週間ごとに静脈内投与された。
48週後に中等度から重度の病態改善を測定した第一の主要エンドポイントにおいて、DZPと標準治療を併用した研究参加者は、標準治療のみを受けた研究参加者よりも統計的に有意な14.6%高い反応率(49.5%)を示した。
24週時点での病勢反応という第一の副次エンドポイントにおいても、DZPと標準治療を併用した研究参加者は、標準治療のみを受けた研究参加者よりも統計的に有意な7.9%高い反応率(46.6%)を示した。ただし、その差には統計的な意義はなかった。
標準治療のみを受けた参加者に比べ、DZPを使用した参加者の方がさらに多くの臨床的エンドポイントで効果が高かった。その内訳は、標準治療を受けた参加者に比べ、当該治療を受けた参加者が疾患の悪化率が50%も低かったというものだ。
PHOENYCS GO試験の参加者は、長期のオープンラベル試験で引き続き観察される予定だ。
2024年、UCBとBiogenは、ダピロリズマブペゴルの第二の第3相試験であるPHOENYCS FLY試験を開始する。
株式の観点からは、William BlairはダピロリズマブがBiogenの評価に大きな影響を与えていないと書いている。
なぜなら、投資家たちの焦点はLeqembiの商業的展開に向けられており、その作業はまだ進行中だからだ。
Biogenの後期開発プログラムの成功は、Leqembi、Skyclarys、および複数硬化症ビジネスがジェネリック競争から圧力を受け続けている中で、特に将来の成長のために重要だ。
Leqembiは、皮下投与承認のような可能性のある進歩という観点から見ると、成長を促す要因だが、その進行は予想よりも遅れている。 これらの課題にもかかわらず、Biogenの控えめな評価は、商業ポートフォリオとコスト削減策のサポートを受けているので、上向き要素を抱えていると言える。 この株に対しては、アナリストは株式に対し「アウトパフォーム」のレーティングを維持している。
株価の推移:最新のチェック時においてBIIB株は前日比0.72%安の154.31ドルとなっている。