ビットコイン(仮想通貨:BTC)の価格が大幅に下落し、数ヶ月ぶりの最低値を記録したことにより、短期的な回復が期待されている。
出来事の内訳:ビットコインの相対力指数(RSI)は、トレンドの強さを測定するため広く使われている指標で、水曜日にCoinTelegraphが報告したところ、「売られすぎ」となるレベルに急落した。1月6日時点でRSIは81.7という最高値から、急騰していたビットコインの1時間足チャート上で16.6という最安値まで落ち込んだ。これにより、わずか24時間で「過大買い」から「売られすぎ」へ急激な移行が起こった。
ビットコインのRSIの低いレベルは、ビットコインが6万ドルで取引されていた時以来のことである。これにより、歴史的に、ビットコインは牛相場(株価が上がり続ける市場環境)でしばしば長期間にわたって「過大買い」の領域を支配していたことから、トレーダーはビットコイン価格の短期的な反発を予想している。
1月8日に新たな最安値を記録したにも関わらず、RSIはスポット価格の下落傾向とは真逆の動きを見せており、これは通常、価格が反発する前兆となる。これによりトレーダーは、ビットコインの価格が上昇する可能性が高いと示唆している。
なぜ重要なのか:ビットコインのRSIの最近の下落は、暗号通貨市場での大きな活動期の中で起こった出来事である。1月21日の時点で、独自の調査によると、米国の主要ビットコイン鉱山企業は、市場の競争が激化し利益率が低下することに対するバッファーとしてBTCを蓄積している。11月以来、ビットコイン価格は急騰しており、これによりこれらの鉱山企業は37億ドル以上を調達し、これをビットコインの購入資金として利用している。
一方、Elon Musk氏(テスラとスペースXのCEO)は、もしドルのインフレが解消されれば、暗号通貨価格が下がる可能性を予測している。Musk氏は、もしインフレと政府の過剰支出が抑制されたなら、暗号通貨を購入するために必要なドルの額が実際に減ると述べ、実際に「重要なのはドルと暗号通貨の比率である」と強調した。
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