金曜日、Beam Therapeutics Inc.(ビーム・セラピューティクス)(NASDAQ:BEAM)は、アルファ1抗トリプシン欠乏症(AATD)を患う患者を対象としたBEAM-302の第1/2相臨床試験の追加データを、2025年アルファ1財団第7回国際研究会議および第10回患者会議で発表した。
AATDは、肺気腫や肝臓疾患の早期発症を引き起こす遺伝性疾患である。
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BEAM-302の第1/2相試験の最初の安全性および有効性データは、2025年3月に発表 され、AATDの潜在的な治療法およびin vivoベース編集への臨床的概念証明が確立された。
最初の3つの単回昇順投与コホートからの予備結果では、BEAM-302は十分に耐容性があることが示された。
BEAM-302の単回用量投与によって、病因突然変異の耐性を持つ総AATタンパク質濃度が治療効果の閾値を超えることが、60mgの用量コホートで確認された。
今回の発表では、これまでに報告されたデータに加え、3人の全患者において、アルファ-1抗トリプシンタンパク質の病因性突然変異(Z-AAT)と補正タンパク質(M-AAT)の更新されたバイオマーカーデータが含まれている。
28日目において、補正M-AATの割合は血中総AATの平均91%に達し、通常、循環中のM-AATが約80%であるMZ型の患者のレベルを上回った。
また、BEAM-302の投与によって28日以降、血中での病因性Z-AATの平均減少率はベースラインから79%になった。
Beam社は、同社が進行中の第1/2相試験のPart Aの用量エスカレーション部分を継続し、75mgの第4投与コホートを登録および投与する予定であり、2025年後半の医学会議にてさらなるデータを提出する見通しである。
さらに、Beam社は2025年下半期に、AATDを患う肝臓疾患の軽度から中等度の患者で、Part Bにおいて最初の患者の投与を予定している。
米国食品医薬品局(FDA)は最近、BEAM-302の調査薬新薬申請についてBeam社の申請を承認し、同社に対し米国内の施設で第1/2相臨床試験を開始する許可を与えた。
株価動向:本日の最終取引でBEAMの株価は14.24ドルで6.75%安。
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