水曜日、Pyxis Oncology, Inc.(ピクシス・オンコロジー)(NASDAQ:PYXS)は、PYX-201を評価する第1相臨床投与量増加試験からの予備データを発表した。
3.6~5.4mg/kg(n=6)のPYX-201の特定用量で治療を受けた可能な評価可能な頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)患者のうち、確認された50%の客観的反応率(ORR)が認められ、CR(完全奏効)1例およびPR(部分奏効)2例を含む結果が出た。
同社は、さらに、Pyxis Oncology社が1Lおよび2LのHNSCC、HR + / HER2-乳がんおよびトリプルネガティブ乳がん(TNBC)及び肉腫患者を対象として、PYX-201とメルク(NYSE:MRK) のKeytruda(ペムブロリズマブ)の併用療法に関する臨床試験提携契約を締結した。
- 1Lおよび2LのHNSCC患者を対象としたPYX-201およびKeytruda併用療法の投与量増加と拡大の臨床試験の予備臨床データが、2025年下半期に読み出される予定。
- プラチナおよびPD-1阻害剤を経験した2Lおよび3LのHNSCC患者を対象としたPYX-201の単剤療法の臨床試験の予備臨床データが、2025年下半期に読み出される予定。
- EGFRおよびPD-1阻害剤を経験した2Lおよび3LのHNSCC患者を対象としたPYX-201の単剤療法の臨床試験の予備臨床データが、2026年上半期に読み出される予定。
卵巣がん、非小細胞肺がん(NSCLC)、HR + / HER2乳がん、TNBC、および肉腫には、PYX-201第1相単剤療法の拡大コホートが計画されている。予備臨床データは2025年下半期にもたらされる見込み。
- 同社はまた、HR + / HER2乳がん、TNBC、および肉腫患者を対象としたPYX-201およびKeytruda併用療法の臨床試験を開始する予定で、予備臨床データが2025年下半期および2026年上半期にもたらされる見込み。
- 2025年には、卵巣がんおよびNSCLCでPYX-201と他の薬剤の前臨床試験が開始され、2026年には予備臨床データがもたらされる予定。
PYX-201は、低用量での投与の中止、中断、または治療関連の有害事象による遅延の発生率が低い、好ましい予備的耐容性プロファイルデータを示した。
William Blairのアナリストは、PYX-201は頭頸部癌以外では効果が限定的であり、3.6mg/kg、4.4mg/kg、5.4mg/kgの許容範囲内で反応した患者がわずか8.7%であることに注目している(23例中2例)。
「今の時点では、未確認の3例の反応が最終的には確認されるかどうかわからない」とアナリストは述べている。
アナリストは、PYX-201の成功確率を35%から10%に引き下げた。株式の公正な価値は2億5000万ドル、1株あたり約4.25ドルで、その内訳はPYX-201を1株あたり1.77ドル、現金を1株あたり2.48ドルとしている。
2025年下半期までにも株価を大きく動かすような出来事がないため、アナリストはこの株はすぐに1株あたり2.80ドルで取引されると予測している。William Blairは、2025年末までに1株あたり1.77ドルのPYX-201と1.07ドルの現金を含むとしている。
William Blairは、頭頸部癌の結果が鈍く、他の固形腫瘍病理学での活動が控えめであることから、このたびPyxisを「Market Perform」に格下げした。。
株価の推移:本日のプレマーケット取引で、PYXS株は1株2.21ドルで、前日比42.15%下落している。