月曜日、ファイザー(Pfizer Inc.)(NYSE:PFE)は、Metsera, Inc.(NASDAQ:MTSR)を買収し、肥満や心代謝疾患に対する次世代医薬品の開発を加速させることに合意した。
今回の買収により、経口および注射用のインクレチン、非インクレチン、併用療法の候補薬のポートフォリオがもたらされる。
「肥満は、200を超える健康状態に関連する大きく成長している分野である」とファイザーCEOのアルバート・ブーラは述べた。今回の買収により、ファイザーは「重要な治療分野」へと「飛躍する」ことになると彼は付け加えた。
Metseraは、臨床開発に4つのプログラムを持つ治療候補品と組み合わせのポートフォリオを所有している。
また、現在IND承認を可能にする研究が進行中の次世代プログラムをいくつか有している。ラインナップは以下のとおり。
- 週1回および月1回投与の注射用GLP-1受容体作動薬(RA)で第2相開発中のMET-097i
- 単剤療法としての月1回投与のアミリン類似体であるMET-233i
- 臨床試験を開始する2種類の経口GLP-1 RA候補薬
- その他の前臨床栄養素刺激ホルモン療法
取引内容
ファイザーは現金で1株あたり47.50ドルでMetseraを買収する。これにより、企業価値は約49億ドルになる。
この契約には、1株あたり最大22.50ドルのマイルストーン支払いも含まれている。
ファイザーの経営陣は、この取引が2025年第4四半期に完了する見込みであると述べている。
Financial TimesがこのM&A情報を最初に報じた。
今年初め、ファイザーは慢性体重管理のための1日1回経口投与薬であるダヌグリプロン(PF-06882961)の開発を中止した。この失敗の後、同社は再び次世代の抗肥満薬分野で競争できるようになった。
同社は、投与量最適化研究の1つで、無症候性の参加者1人が薬剤性肝障害の可能性を経験し、ダヌグリプロン中止後に症状が解決したと述べた。
価格の動き:月曜日のプレマーケットセッションでの最終確認時点で、PFE株は1.75%上昇して24.45ドル、MTSR株は60.53%急騰して53.49ドルだった。
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