水曜日、Precision BioSciences, Inc.(NASDAQ:DTIL)は、HBVの初回投与に関する最初の結果を発表し、その結果が『ELIMINATE-B試験』のCohort 1(最小の投与量レベル)ででたと発表した。
『ELIMINATE-B試験』は、HBeAg陰性の慢性肝炎患者を対象に、複数の昇降投与量でPBGENE-HBVを調査する設計になっている。
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PBGENE-HBVは、リポソームナノ粒子(LNP)で包装されたARCUSエンコーディングmRNAを含むもので、0.2mg/kgの投与量を使用した最初の投与後、3人のCohort 1参加者全員で安全でよく耐性があるとされた。『ELIMINATE-B試験』で予定されている投与スケジュールでは、この投与量レベルで2回の追加投与が可能であり、一方で次の高い投与量レベルについても調査が行われることになっている。
被験者3名全員において、投与に関連した2以上のグレードの治療に関連した有害事象や重大な有害事象は一切観察されていない。
PBGENE-HBVは、安全性だけでなく、投与量1での最初の投与後にも、3名の患者のうち2名において、B型肝炎表面抗原(HBsAg)の大幅な低減が示された。
予め指定された時間点で安全に耐性があり、初期の抗ウイルス活性が確立されていることから、PrecisionはCohort 1の全患者に対して追加の投与を完了する予定だ。
『ELIMINATE-B試験』は、モルドバ、香港、ニュージーランドの施設においてHBeAg陰性の慢性肝炎患者の登録を行っている。
同社は、この投与量での追加の投与を提供するためのスケジュールに基づいて計画を立て、その後はより高い投与量レベルにエスカレートし、共有結合閉環DNA(cccDNA)を安全に排除するための最適な投与量と投与回数を定義する予定だ。
Precisionは2025年までに詳細な臨床データを提供する予定だ。 HC Wainwrightのアナリスト、Patrick Trucchio氏はPrecision BioSciencesに対して「バイ(購入)」の格付けを継続し、目標株価は60ドルのままとした。
株価動向 水曜日の最終取引時点で、Precision BioSciencesの株は5.63ドルで前日比9.22%上昇。
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