不動産投資信託の株式、Prologis Inc.(プロロジス)(NYSE:PLD)の株価が、同社の2024年度第4四半期決算を受けて上昇している。
同社は第4四半期のレンタル収益及びその他の収益が、前年比10.3%増の19億3700万ドルを計上し、アナリストのコンセンサス予想額である19億5600万ドルを下回る結果となった。
1株当たりのコアFFOは1.50ドルで、これはアナリストのコンセンサス予想である1.39ドルを上回る数字であった。所有&運営平均稼働率は95.6%、Prologisの平均稼働率は95.8%だった。
同四半期の総費用は3.3%増の13億ドルとなった。また同四半期の営業利益は前年同期比70%増の14.2億ドルとなった。
1株当たりの希釈後利益は1.37ドルで、前年同期の0.68ドルから上昇した。調整後EBITDAは21億ドルで、これは前年同期比で22.5%増となった。
Prologisの社長Dan Letter氏は、「2024年度第4四半期を堅実な業績で締めくくることができた。今回の決算は、開発中のターンキー施設であるElk Groveデータセンターの売却をもって完了したものであり、これにより相当な価値の創出がなされ、我々のプラットフォームの最終的な実績が示された」とコメントしている。
2024年12月31日時点でPrologisは現金及び同等物1.3兆ドルを保有している。
今後の見通し: Prologisは2025年度の1株当たりコアFFO予想を5.65~5.81ドル(予想5.77ドル)としており、同社はPrologisの平均稼働率を94.50%~95.50%と予想している。
株価の推移:前場現在、Prologisの株は110.59ドルで1.01%上昇している。
写真:Shutterstock