コミュニケーションに関しては、億万長者で実業家のマーク・キューバン(Mark Cuban)氏はなるべくシンプルにすることを心がけている。複雑なビジネス用語が気に食わないのだが、それには一つ 本当に目立っている用語 がある。
ポイント・株式会社のこと:キューバン氏は、特に人々が賢そうに見えようとして特定の言葉を使うことについて、専門用語をあまり好まない。
「常により単純な言葉を使うべきだ」とCuban氏はかつて述べている。CNBCの報告 によると、Cuban氏はWiredとのQ&Aセッションでそう話している。
「‘cohort’という言葉を使わなくても‘group’といえる理由は何もない。Cohort とは集団のことだ。だから‘group’と言えばいい。‘cohort’ という言葉を使ったら、‘group’と言わなかったら賢く見えるとでも思っているのかと。」
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その背景: ビジネス用語や企業用語 は、繰り返し使われるとイラ立つものだ。先日行われたPreplyの調査によると、「circle back(後で戻る)」「new normal(新しい常識)」「company culture(企業文化)」などの言葉が最も迷惑だとされている。
Cuban氏のビジネスバックグラウンドを考えると、キューバン氏が使い古されてしまい、時として無駄になるビジネス用語に嫌悪感を抱いているのは驚くことではない。こうした経験から、‘cohort’ のような言葉を使うと、実際にはバカに見られるというキューバン氏の主張についても研究が裏付けている。
コロンビア大学ビジネススクールの教授アダム・ガリンスキー(Adam Galinsky)氏は最近、人々が自分の知性や重要性に不安を感じたときに専門用語を使うと説明した。人々は、より多くの人に自分の地位を持っているように感じるために、単純な言葉を複雑な言葉に置き換えようとする、というのがその理由だ。しかし、より高い地位の人々は実際には、自分の意見を明確に伝えるために、単純な言葉を使うことに関してより心配しているという。
ガリンスキー氏とキューバン氏は、ビジネス用語に関しては同じ‘cohort’であるようだが、キューバン氏にはそのことは言わないでほしい。
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写真:シャッターストック