Needhamのアナリスト、トム・ニキク氏は、Ralph Lauren Corp(NYSE:RL)について、購入を示すレーティングと310ドルの株価予測でカバレッジを開始した。
高級アパレルブランドは、直営店(DTC)チャネル内の平均単価小売りで31四半期連続で一貫した成長を遂げている。このことは、同社の2017会計年度(FY17)から2024会計年度(FY24)までで累積110%の増加を示していると、トム氏は述べている。
FY25では、AURの成長が加速し、先季は12%上昇した。ただし、同社の売上単位は大きく減少し、見積もりではFY17以来約50%減少している。
それにもかかわらず、Ralph Laurenは転機を迎えたようだ。過去5四半期でAURの上昇率が急上昇している一方で、売上単位は安定したかわりにわずかに増加している。
同社が売上単位を安定させたり増加させたりしながらAURを引き上げ続ければ、トム氏は、高マージンのDTCビジネスで強力な成長をもたらす可能性があると述べている。
2025会計年度第3四半期、Ralph LaurenはDTCコンプの売上高が12%増加したと発表した。1四半期の+5%、2四半期の+10%から大きく改善した数字である。
アナリストによれば、地域別に成長率は非常に高く、かつ加速しているものとのこと。
- 北アメリカでは、8%の増加
- アジア(+14%)とヨーロッパ(+17%)はダブルデジットの成長を経験した。
さらに、Googleの検索トレンドは強力なブランドの関心を反映している。過去2四半期で、Ralph Laurenに対する世界の検索回数はそれぞれ前年比で約40%増加している。
2017年以来、RLは粗利益率の約1000ベースポイント増加している。ただし、これは売上総利益率の約650ベースポイントの一部を埋め合わせたものである。
トム氏は、売上高が続く限り、2つの次の会計年度でそれぞれ30〜40ベースポイントのレバレッジが期待されるとし、RLは数年以内に売上総利益率の販管費のレバレッジを開始する可能性があると考えている。
アナリストは、この株には強力なモメンタムがあると考えている。Ralph Laurenはブランドの強化、価格設定の向上、ブランドの強さの増加、マージンの拡大といった戦略を一貫して実行しているからだ。
トム氏は、総じて、収益が改善し続ける限り、ティーンの株価収益率を伴う収益増加を駆動するバランスのとれた方針を予想している。
株価の推移:水曜日の最後のチェックでRLの株価は271.23ドルで0.35%下落。
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