Lucid Group, Inc.(NASDAQ:LCID)は、第4四半期の生産および納品結果と、新型車『ルーシッド・グラビティ』の発表を受けて、火曜のプレマーケット取引で株価が上昇しました。
Benzinga Proによると、LCID株は過去1年間で12%以上下落しています。投資家はFirst Trust NASDAQ Clean Edge Green Energy Index Fund(NASDAQ:QCLN)を通じてこの株に投資することができます。
パナソニックエナジーとの提携を通じて、ルーシッドはグラビティグランドツーリングをパナソニックの先進リチウムイオン電池セルで駆動すると発表し、最大450マイルまでの環境保護局(EPA)試算走行距離を実現すると述べました。このバッテリーパックは、競合他社のものよりも最大40%小型化されています。
グラビティは、使用可能な荷物スペースが最大120立方フィート(約3.4立方メートル)まで拡張された洗練された内装を備え、ミッドサイズの車両のフットプリント内でフルサイズSUVの広さを提供しています。
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グランドツーリングは、大人7人まで収容可能で、828馬力を誇り、0から60マイル(約96.5km)までの加速を3.5秒未満で実現します。これらの特徴は、パナソニックの2170円筒型リチウムイオンセルのおかげで可能になっており、このセルは800Wh/L以上のエネルギー密度を誇っています。
ルーシッドのパナソニックエナジーとの提携は、同社のパワートレインシステムの開発を推進する鍵となっており、パナソニックエナジーのバッテリーはすでにルーシッド・エアピュアに組み込まれています。グラビティをはじめとするルーシッドの乗用車は、急速充電、安全性、および耐久性の面で、パナソニックエナジーの技術に頼っています。
ルーシッド・グラビティグランドツーリングの量産は、ルーシッドのアリゾナ州工場で2024年12月に公式に開始されました。
価格は94,900ドルからとなり、電気自動車(EV)市場に大きな影響を与えるモデルとなるでしょう。
さらに、79,900ドルという価格で提供されるグラビティツーリングは、2025年末にデビューします。
昨日、ルーシッドは4四半期のEV生産と納品合計を発表しました。
ルーシッドによると、12月に終了した四半期には、3,386台の車両が生産され、3,099台の車両が納品されました。この生産と納品の数は、それぞれ昨年同期比でそれぞれ42%と78.7%増加しました。
比較のため、同社は2024年第3四半期には 1,805台の車両を生産し、2,781台の車両を納品していました。
株価の動き:記事作成時点の火曜のプレマーケット取引でLCID株は3.42ドルで2.71%高の取引となっています。
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