Telsey AdvisoryのDana Telsey氏は、Ross Stores Inc(NASDAQ:ROST)の株式に対し、ROST175.00ドルから150.00ドルに引き下げるリーティングを取り消し、 と明らかにした。
ROSTは、1株当たり1.79ドルの四半期純利益を発表しており、これは前年の1.82ドルよりちょっと低い数字だが、1.57ドルから1.64ドルというコンセンサス予想およびガイダンスを上回っている。
この四半期の決算は、パッカウェイ施設の売却による一時的な0.14ドルの利益が大きく寄与している。売上高は1.8%減の59.12億ドルで、コンセンサスを僅かに下回った。
比較基準(Comps)は3%増となり、2.6%というコンセンサス予想を上回った。総売上高の総額は1%から5%増と予測されている。
総売上は1%から5%増と見積もられ、1株当たり利益(EPS)は5.95ドルから6.55ドルの間になると見込まれており、この数字は前年度の6.32ドルに比べ低く、コンセンサス予想(6.67ドル)を下回っている。
ROSTの初めての四半期業績予想(FY25)も期待を下回る数字で、売上高は、前年度のコンセンサス予想である6%の上昇に対し1%から3%減少すると予想されている。同社の比較基準予想(Comps)も-3%から0%の間に落ち込むと見られ、これは2.4%というコンセンサス予想を下回る数値である。
同社はトラフィックとバスケットサイズの増加を見込んでいたが、第4四半期の最後に売り上げが鈍化したため、第1四半期にも渡って減速し続けた。この要因には、季節外れの天候と不確実なマクロ環境が影響している。
これらの課題を受け、第1四半期およびFY25の見通しは慎重なものとなっている。同社は、中核となる低所得層の顧客に影響を及ぼす変化にプレッシャーを受けている。
この結果、Telsey氏は、ROSTの売上成長見通しを、22.33億ドルから22.09億ドルに引き下げ、年次ベースで4.6%増と予測した(以前は5.7%増と予測していた)。一株当たり利益(EPS)の見積もりも、6.70ドルから6.54ドルに引き下げられた。
株価動向:水曜日の最終確認時点で、ROSTは1.38%高の137.84ドルで取引をしている。
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